アメリカの医療改革:第2弾 子供の医療
SCHIP(State Children's Health Insurance Program)
あまり知られていないことですが、アメリカでは子供のための医療保険制度が10年以上前から存在しています。通称SCHIP (State Children's Health Insurance Program)です。SCHIPは、Medicaid(低所得者保険)制度を利用できない(Medicaid基準より所得があるが、個人保険が高価なため購入することができない)家族を対象としています。
今年の2月にオバマ大統領は、アメリカの医療改革の第一歩として、SCHIPの拡大を認めました。今回の改訂は、すでにSCHIPを利用している700万人の子供の医療保険を継続し、新たなる400万人の子供の保険適応を認め、そして全州で正規移民の子供にも同じ権利を与えること(今までは、州によっては正規移民であってもSCHIPに加入することができなかった)を盛り込んだ内容となりました。
カルフォルニア州への影響
国レベルでは、SCHIP拡大を約束しても、前代未聞の財政難に苦しんでいるカルフォルニア州では、SCHIPの将来が心配されていました。というのも、国の支援があっても、州財政で1/3の資金を提供しなくてはならないからです。結局、すでにSCHIP利用者である場合は継続して保険を利用できるが、加入希望者は「順番待ち」ということになりました。
順番待ちとは一体...? カルフォルニア州の文章を読むと、「州がSCHIPのための財源を確保するまで、最低2010年6月まで順番待ち」とあります。結局、利用者からすると新たにSCHIPに応募はできても、実際に保険を確保できる目処はないということになります。
苦しいですね、本当に。
次回には、明るい医療改革の話をしたいところです...
<参考URL>
http://www.huffingtonpost.com/2009/02/04/schip-obama-signs-bill-on_n_163972.html
http://www.healthyfamilies.ca.gov/MyHealthyFamilies/HFP_Wait_List.aspx
http://www.mrmib.ca.gov/mrmib/SchipBackground.html