アメリカの医療改革:第3弾 終末期医療
2ヶ月前ほどから、アメリカでは不可解な出来事が起こり始めていました。
一般市民による医療改革への反対です。
医療保険会社が医療改革に反対を示すのは理解できるのですが、一般市民が??
ニュースでは、各地の地域集会(Townhall meeting)の怒鳴る泣くの大騒動が放送されています。何に反対しているかと思えば、官僚が医療をのっとるとのことです。
なんでこんな解釈に??
さらには、政府が人の生死を決定するようになる。。終末期医療のあり方を指図する。。とのこと。
もともと、アメリカは個人意思、独立に特に価値をおく国です。よって、大きな政府への恐怖感が強くあります。医療提供に対する影響力を政府が増すことに対する抵抗はありました。その中で、なぜか今回の医療改革にはDeath Panel(死の陪審員)があると解釈され(元共和党副大統領候補者のSarah Palinの発言です)、それもきっかけとなり大きな氾濫が巻き起こりました。
死の陪審員などは今回の医療改革案には存在しません。
これは改革案の終末期医療に関する項目をスキャンダラスに解釈したものです。
本当は、終末期医療に関する医者との面談を促進するため、このような面談に対する診療報酬を保障する内容でした。
現制度では、このような「相談的」な内容に対する診療報酬は少ないためです。
あまり考えたくない内容かもしれませんが、重要なことです。
けれでも、解釈によっては、恐ろしいことの提案です。
反対派はあらゆる解釈をするものだと実感した瞬間でした。
医療改革は必須だと思う私を尻目に、改革への道のりは険しいです。
今は、「死の陪審員」制度に対するショックが和らぎましたが、今度はどのようなことが話題にのぼるのか...