【TPP合意】

皆様こんにちは、福岡支社の利元です。街路樹の葉も日ごとに黄色に彩りをましていますが、皆様もお変わりなくお過ごしですか。
朝夕はめっきり涼しくなりましたので、くれぐれもご自愛ください。

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さて10月に入りましたが、直近の大きなニュースの一つに
TPP大筋合意がありますね。
今回のTPPが成立すると、
世界の国内総生産【GDP】4割近くを占める最大の自由貿易経済圏が
誕生することになります。
我々国民や企業にはどういった影響が出るのかとても気になるところです。
おもだった変更点に関しては、
下記になりそうです。
・自動車
・自動車部品
・農産物
・知的財産
・投資ルールの整備

細かい内容は割愛しますが、
大枠で見て行きますと、
自動車面は日本車の販売価格押し下げから輸出拡大が想定されます。
大きなプラスになりそうですね。
自動車部品は製造コスト削減によるメーカーの収益を
押し上げそうです。
知的財産と投資ルールの整備はまだ少し読みにくいことろがありますね。
我々消費者が一番注目するところは、

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やはり農産物になるかと思います。
主要項目で行くと、
牛肉:セーフガード付きで関税を段階的に削減。
⇒米国や豪州、ニュージーランド産の価格が下落。食肉や牛丼といった外食メニューが値下がり
チーズ:チェダーチーズなどの一部品目について段階的に関税を撤廃。
⇒高級輸入チーズが手ごろに
バター:TPP輸入枠を設定。1年目は製品で3188トン相当。6年目から3719トン相当に拡大。
⇒国内の酪農家現象によるバター不足を解消。
米:米国産や豪州産について、輸入枠を順次拡大
⇒海外産のコメ輸入良が現在から約1割増加。
ワイン:1リットル当たり125円を7年で撤廃
⇒チリ産や豪州産が値下がりし、輸入量が拡大。

辺りでしょうか。
海外勢との競争が更に増えることで、業界そのものが活性化することもあれば、
廃業に追い込まれる国内企業も増加するかもしれません。
大きな政策なので一長一短も大きな幅がありますが、
我々一般消費者にとっても大きな影響が出てまいりますので、
引き続き注視したい動きです。

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