【江戸時代の医療ビジネス】

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皆様、こんにちは。
福岡で2度目の夏を迎えます三好です!


去年の猛暑・酷暑の経験から今年は十分に気をつけようと思っておりましたが
早々に夏バテの気配を感じております。
今からでも間に合う対処法などあれば、是非ご教授いただけますと幸いです。


さて、本日は「江戸時代の医療ビジネス」についてです。


私が仙台支社で勤務していた時期に
「デモ医者」というタイトルでブログを作成したことがございます。

こちらは、江戸時代の医者に対する呼び名(あだ名)のことで
当時の医療や医者に対する信用度の低さを表したものです。

(詳しくは、仙台支社の2015年1月頃のブログをご覧くださいませ…)


本題に戻りますが、江戸時代の医療ビジネスのひとつに
「薬売り」というものがありました。


こちらは当時普及していなかったシステムですが、
各家庭に常備薬として薬箱を置き薬売りが定期的にやってきては
使用した分だけを補充していき、後日代金も使用した分のみ請求・支払いを行うものです。

馴染のある方も多いのではないでしょうか。


自分の商品を無償で置いていく、というリスクがありながらも
ある意味「信用」と「信頼」を軸にお客様と繋がっていくという
当時は大変画期的なシステムでした。


このシステムでは、効果の無い薬は使われないため
「良く分からないけど高価な薬」を売りつけられる心配もなく
当時の一般家庭にも大変好評を得ました。


また、もうひとつ高い評価を得たのが「薬売り(=人)」の存在でした。


現代のように、好きなところに好きな時に行けるわけでもなく
移動が制限されていた人たちにとって

全国を歩き回る薬売りの方々は、
各地の情報を持ち、教え、伝えてくれる貴重な存在だったようです。

なかには飛脚的な存在も担っており、遠く離れた親族宛ての手紙や贈り物を
代わりに届けていた薬売りの方もいらっしゃったようです。


このように、信用と信頼、人と人とのつながり、また抜群の情報量をかかえることで
江戸時代の「薬売り」という商売はいまにも繋がる医療ビジネスとして発展を遂げました。

「信用」や「信頼」、「人と人とのつながり」、「情報」など
いつの時代でも、大事なものは変わらないものですね。


福岡支社もお陰様で15周年を迎えました。

「ちかく ながく つきあえる」会社として

引き続き真面目に、誠実に、皆様からのご期待に沿えるよう業務に邁進してまいります。

天神駅に御用の際は、お気兼ねなくお立ち寄りくださいませ^^

よろしくお願い致します!

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