はじめまして。今月より名古屋支社に赴任いたしました笹村と申します。宜しくお願い致します。
突然ですが、皆様はうどん派でしょうか。そば派でしょうか。
私は関東地方、埼玉県から転勤してきたのですが、埼玉では駅ナカの立ち食い処のようなところで食事をするのを好んでおりました。だいたいこう、食券などを購入し、カウンターでおばちゃんに渡すと「うどん？そば？」と聞かれるので「そば」と答えておりました。思い返せば、幼少期自分がうどん派なのか、そば派なのか深く考えることは無かったように思いますが、いっぱしのおっさんになって立ち食いするようになると、１００％「そば！」と返事をする自分に気づき、爾来、そば派としての自覚を強め、友人がうどん派だと分かると露骨に嫌な顔をする、そばにはルチンが含まれていて体にいいのだなどと話をして追い打ちをかける、などしてそば派勢力の拡大に日々努めておりました。ちなみに特に好きなのはかき揚げそばです。
名古屋にきて最初のカルチャーショックは、駅ナカの立ち食い処が「うどん・そば」ではなく、「きしめん・そば」であるということです。驚くと同時に、良かった自分はそば派であるから問題ない、と安堵も致しました。
とまどいながらも早速入店し、「かき揚げそばお願いします」とおばちゃんに頼みました。とまどいが現れたのか上手く発声できなかったのでしょう、おばちゃんに「きしめんでええね！」と返されて私は驚いてしまい、そのままいきおい頷いてしまいました。さらに「かき揚げ切らしとるからおろしでええね！」と言われ、糸の切れた操り人形のようにかくかくと首を縦に振ってしまいました。
かき揚げそばの予定が、結果的におろしきしめんです。
色んな意味でずいぶん遠くに来ちまったな、と思いながら私はきしめんを食べました。
むむむ。きしめん、おいしいじゃん。きしめん、ありだな。
そば派のプライドはどこへやら、私はあっさりときしめんを受け入れました。
その後何度か駅ナカきしめんを利用させてもらっておりますが、周囲のおじさまたちを見受けるに１００％きしめんを頼んでいること、こっちがたとえ黙っていてもおばちゃんは「きしめんでええね！」と言いながらすぐにきしめんを茹で始めることなどを学習しました。恐るべしきしめん帝国、名古屋。まあ、おいしいからいいけども。かつおがいいですよね。
しかしそば派の魂も死んだわけではありません。いつかはそばも注文してやろうと、日々お風呂で「いいえ！そばでお願いします！」という発声の練習も欠かしておりません。そばを注文できた暁にはまたこちらのブログで報告させて頂ければと思います。
長々と心底どうでもいい話をしてしまって恐縮ですが、なにより皆様のお仕事探しの一助ができればと思っております。きしめん派・そば派・うどん派・その他麺類好きな方もお気軽にご相談ください。
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