【遠隔診療】

皆様こんにちは。岡山支社の利元です。
最近はの訪れを感じられる暖かい日が多くなってきましたね。しかし、朝晩はまだまだ冷え込みますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。

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さて今春は皆様ご存知の通り、診療報酬、介護報酬のダブル改定となります。
同時改定は6年に一度と希少な年ではありますが、改定項目が多くなり把握していく者は大変です(^^;
今回の改定で気になっている項目の一つに『遠隔診療』の算定項目が新設され、評価される仕組みになりました。
今回新設された『オンライン診療科』は特定疾患療養管理料、生活習慣病管理料、在宅時医学総合管理料、精神科在宅患者支援管理料などを算定している患者で、初診から6か月以上経過したのち、オンライン診療を行った場合に算定できます。
その他、生活習慣病管理課など特定の診療が算定される患者に、療養計画に基づき対面診療とオンライン診療を組み合わせた管理を行った場合に算定される『オンライン医学管理科』など、複数の算定項目が新設されました。
また在宅医療と関連する項目として、『在宅時医学総合管理科 オンライン在宅管理料』が新設されました。在宅医療を受けている患者で通院が難しい場合、訪問診療を1回行ったのち、情報通信機器を用いた医学管理を行うと、在宅時医学総合管理料に加えて算定されます。

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要するに何が変わったのかといいますと、現行制度では遠隔診療についての算定項目自体が設けられておらず、対面診療と同じ内容の診察を行った場合でも対面診療より点数が低くなってしまいます。そのため、遠隔診療が解禁された今でも、中々導入を進めるCLが増えない要因になってしまっております。
実際にこの点数見直しでどこまで普及が進むかと言われると…地域差は出るにしろ。大幅には進まないのでは思います。
ただ個人的には地域医療の根底が変わる可能性がある、画期的な診療サービスだと感じております。
岡山県でもこの普及が進むことを切に願っております。
※岡山県でも数件といった件数ですが、すでに遠隔診療を導入している医院はあります。

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