【「両親と人生であと何回会いますか?」】

皆様こんにちは!
岡山ハレマチ支社の太田です。

この仕事をしていると様々な家庭環境の方とお会いします。
また命の現場に多少なりとも関わる機会や知る機会がございます。
そんな中、岡山支社で働いていますとご両親の介護を理由に帰郷された方のご相談いただくことが増えております。
ある新規で登録されたスタッフさんが仰っていたのが表題の「今まで通り働いていたら、両親と人生であと何回会えるかわからないので・・・」というもの。
同じように親の介護のため岡山に戻ってお仕事を探されている看護師さんです。
自分のやりたいことなどよりも親との時間を優先したいというものでした。

医療・介護の現場で働いている方々からしたら当たり前の事だと思われるかもしれませんが、意外と私のような会社勤めの社会人からしたら意識しないものです。
実際に残り親とどのくらい会うのか、私自身に当てはめて考えてみました。
計算してみると合う回数よりも時間で計算してみるとなかなか考えさせられる内容になりました。

この1年間で母親と会ったのがゴールデンウィークと年末年始の年2回
(ただし昨年の年末年始はケガをしてしまったので会えていないですね)
実家に帰っての会話は、
「母:今日は家に泊まるの」「私:うん。」
「母:ご飯は?」「私:いらない。」
「母:明日は泊るの?」「私:たぶん、やっぱり友達のところかも」
「母:あまり遅くならないように気を付けるのよ!」「私:・・・・」
多めに見ても約10秒のやり取り。
その他に会話をしたとしても、多めに見て約30秒。
これを2回で年1分。
親が残り30年生きたとしても30分。20年なら20分。
父親はさらに話さないですし合わないので、半分で計算したら残り10分。

ご登録いただいております各スタッフ方との会話の方が長そうですね。
おそらく仲の良いコンビニ店員さんの方が時間も回数も多くなりそう。
もちろん親の介護がはじまったり入院したりすれば時間は増えるかもしれませんが、
長期休暇、病気などイレギュラー的な事が起こらない限り会うことはありません。
家族だけでなく、学生時代の友達や、地元の友達とは皆様はいつ以来会っていないですか?
私は独身だからまだいいですが、家庭を持ち、子供がいれば何を優先するのか考えなければいけません。

医療・介護分野で働かれる方も私達も共通しているところは、そのご家庭や背景を意識しなければいけない人対人のお仕事だからこそ考えさせられるはずです。
もう2018年も終わりますし、ましてや平成が終わろうとしています。
平成元年生まれとしては感慨深いものがあります。
この機会だからこそ、改めてご自身の将来設計を考えてみてはいかがでしょうか。

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