【治験の一日の流れ】

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こんにちは。大阪支社の中川信吾です。

最近、「治験の仕事に興味を持ったが具体的にどういった仕事か分からない」といったお問い合わせを受けることがあります。
ご自身で勤務されていた病院にも治験コーディネーターの方がいらっしゃったなど、ご興味を持たれる動機は様々なようです。
ただ具体的にどういったことするのかがイメージしにくい分野ですので、
下記に一例として「治験コーディネーター(CRC)の1日の流れ」を記載します。
もし今後ご興味を持つ方がいらっしゃれば、参考にして頂ければ幸いです。
(インターネットで調べてみても、非常に堅い言葉で書かれているので
1日の流れは参考になると思います。)

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<治験コーディネーターの1日の流れ>

1.出勤
直接、施設(病院やクリニック)に出勤することが多いです。
施設のスタッフに実施する治験の内容についてご説明します。

2.症例ファイル、カルテを出して準備
今日の患者さんの人数や症例をチェック。業務内容の確認をします。
必要なものを患者さん毎にクリアファイルに入れ、準備完了です。

3.担当医師へご挨拶
診察開始前の時間にあわせて医師にご挨拶。この時に本日の予定を伝えます。
(患者の様子、メーカーさんのアポイントの確認など)

4.患者さんと面談
患者さんが来院されると、今回こなさなければならない実施項目を説明します。
例えば薬の服用状況の確認、前回の来院時から今回にかけて
何か体調の変化は無いか等々・・・
採血などの検査がある時は、病院の看護師さんに依頼します。
必要なことは担当医師に報告します。

5.次回来院の準備
対応した患者さんのカルテやその他の資料の整理、次回来院の準備をします。

6.メーカーとの対応
治験を施設へ依頼している製薬メーカーのモニタ−(CRA)さんが、
参加中の患者さんについて、直接カルテを見にいらっしゃいます。
検体が出た場合には検査会社の方との対応も行います。

7.メールチェック
CRCはモバイルパソコンを一人一台支給されています。
メールは製薬メーカーからだったり社内の活動に関することだったりと様々です。

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上記は業務の一部ではありますが、こちらにある通り、医師や看護師だけではなく、
メーカーの方や検査会社の方と接したりと他業種の方との関わりがあることが
最大の特徴です。
コミュニケーション力が求められると言われるのはこういったことが理由です。
場合によっては病院側の都合に合わせて土日の出勤があったり、研修で本社へ行ったり、
担当する病院が遠方であったりと大変な部分もありますが、
臨床経験を「知識」として大いに発揮できる分野だと思います。
治験分野未経験の方でも積極的に採用している会社も多くありますので、
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!

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