【大豆】

こんにちは。札幌支店の古市です。
前回、三浦より『豆まき』についてありましたが、引き続き、節分絡みで、今回は大豆についてお話させて頂きたいと思います。

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節分の豆まきに、北海道では落花生を使いますが、日本では一般に煎った大豆をまく習慣があります。「魔滅(まめ)」と当て字をするように、大豆には災いや病気などの「魔を滅ぼす」力があると考えられていました。

この煎り大豆、特に節分の時にはスーパーに出回りますが、自分で作るととても香ばしくできます。

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〜煎り大豆の作り方〜
1、鍋に大豆と水を入れ、沸騰したら火を消して、鍋に蓋をしたまま1時間以上置いておく。
2、ふやかした大豆を食べてみて、食べられる固さであれば、ザルにあげて水気を切る。
3、鍋やフライパンで中火か強火で煎る。このとき鍋を振るか、しゃもじでかきまぜながら水分をとばしていく。(目安は5分程度。)
4、紙袋に3の大豆を入れて、電子レンジでまず5分温める。
5、紙袋の中から大豆を取り出し、くっついている大豆をばらして粗熱をとる。
6、4と5をもう一度繰り返す。このとき、紙袋が湿気ているようなら、乾くのを待つ。レンジ内に蒸気がついていたら、それを拭き取ってから、レンジにかける。
7、数粒の大豆が茶色に焦げるくらいがちょうど良い。食べてみてまだ湿気ているようなら、もう一度紙袋に入れてレンジで1分づつ追加で温め、カリッとしたら出来上がり。
 
※煎るのが面倒なら、1でふやかした後、電子レンジだけで繰り返し乾燥させてもできる。

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最後に炒った乾燥わかめを少し加えても味にアクセントがつき美味しいです。茶の間に置いておくと、私はつい手が伸びて止まらなくなります。
口寂しい時にもぴったりですし、健康的なおやつとしてもお勧めです。

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大豆と云えば、豆腐や味噌などその用途の広さは皆さんもご存知のところだと思います。
そして小さな粒いっぱいにたくさんの栄養素が詰まっていて、その約30%は肉や卵に負けない良質なたんぱく質です。その他、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれています。
大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいることから、大豆はドイツで「畑の肉」とネーミングされ、栄養価の高さから、アメリカでは大豆を「大地の黄金」と呼んでいるそうです。
また、大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、とても効率のよい食品といえます。一方、大豆はコレステロールを全く含んでいません。自然のバランス栄養食ともいえますね。

そんな大豆を節分に関わらずおいしく摂取する方法のひとつに、シンプルな炒り大豆を作ってみられるのも如何でしょうか。
他にもアレンジがありましたら是非教えてください☆

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