【詩人 和合亮一さん】

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仙台支社 加藤です。

2月に入りインフルエンザが猛威を振るっており、
まだまだ気が抜けません。
花粉症の季節にもなってきますので、
医療機関はまだ忙しい季節が続きます。

仙台の冬は例年と比べ、ドカ雪があまり降っていない印象で、
個人的にはそろそろ降ってくるかとヤキモキしています。

さて、先日、福島市在住の詩人 和合亮一さんの講演に行ってきました。
仙台の私立大学主催の「震災と文学」という市民向け講座での登壇です。
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/volunteer/?p=26442
同講座の登壇も6回目ということで、震災のあった3月11日の前に
仙台に来るのが恒例のようです。
自身が福島市で被災し、ツイッターで日々発信していたため、
全国でも有名になった詩人です。

高校の国語教師でもあります。
初任地が南相馬市の高校で、当時の教え子もまだ行方不明であり、
津波で様変わりした南相馬市沿岸部も目の当たりにしています。

今回の講座では、震災後に生まれた子供たちが一年生になることから、
その子供たちに向けた詩や2018年の震災のあった熊本や北海道の
新たな被災地に向けた詩などを和合さんの朗読をもとに聴くことが出来ました。

温和で柔らかい雰囲気の方ですが、慎重に選んで語る言葉は
やはり言葉のプロを実感させます。
被災した立場から、そうした新たな被災地の人々に向けた詩を
福島や被災地の新聞社から依頼される例も多くなっており、
自身の震災との位置関係が少しずつ変化が出てきているとのこと。

私自身も、小説は好んで読んでいますが、詩については食わず嫌いでも
ありましたので、和合さんの詩を手始めに、少しずつ触れていきたいと思います。

あの東日本大震災から、7年11か月です。来月は8年を経過します。

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