第3回の今回は【グループホーム】についてご説明いたします。
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グループホームとは、認知症高齢者施設のことで、一般的には地方自治体や社会福祉法人などによって運営されています。介護保険制度によると、入居条件として、要介護認定が必要で、要支援２から要介護５までの認定者で65歳以上の方が利用可能です。（要支援２の場合は「介護予防」指定を受けている事業所のみ利用可能）また、地域密着型のため、施設と同じ地域に住民票がある方のみ入居可能です。
特徴� Ь�人数制
「グループホーム」というネーミングの通り、家庭的な環境で生活をすることで、認知症の進行を穏やかにすることを目的としているため、少人数制（１ユニット最大９名で１施設２ユニットまで）となっています。
介護サービスや生活支援サービスを受けながら、身の回りの家事（食事・掃除・洗濯など）は自分で行います。介護サービスは介護保険適用。
特徴�◆Р雜遒�24時間体制
医師や看護師の常駐は義務付けられていませんが、医療機関との連携が整っている施設もあります。
グループホームは厚生労働省が推進している「地域包括ケアシステム」の一環として期待されている施設形態です。住み慣れた場所で自分らしく生活を続けていくことを重視しているため、年々施設数は増加傾向にあるようです。基本的には自分で日常生活の一般的なことをまかなえることが必要となりますので、介護度が高くなり、日常的な医療ケアが必要となった際には退去を求められますが、医療ケアが充実している施設もあります。長期間生活する場所となりますので、施設選択には信頼できる専門家からのアドバイスを得ることが重要です。
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【グループホームにおける基本的な業務内容】
グループホームは宿泊型のため夜勤があります。職員体制は昼間は3人以上、夜間は1人で対応するところが多くなっています。業務内容としては入浴・食事の提供やその介助、その他介護業務などです。
利用者の認知症の進行を遅らせることも重要な目的のため、利用者と共に食事をすること、外出する機会は他の施設形態よりも多くあります。コミュニケーション力も必要とされる分、心を通わせる介護を目指す方にはやりがいを感じられる施設形態です。
【看護師の仕事】
点滴・胃ろう・経管栄養の管理、健康管理（バイタルチェック・薬の管理等）、家事労働など
【介護士の仕事】
日常生活の支援‥排泄・食事・入浴介助など
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グループホームは、医療的なケアに重点をおいた入居施設ではなく、認知症の高齢者が助け合いながら、慣れ親しんだ地域で家庭的雰囲気の中で穏やかに過ごすことを目的とする施設であることが最大の特徴です。
以上、グループホームがどんなところか、少しでもご理解の助けとなれましたら幸いです☆
岡
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