【小規模多機能型居宅介護とは??】

_

第5回の今回は【小規模多機能型居宅介護】についてご説明いたします。

小規模多機能型居宅介護は、「通い」を中心に「訪問」「宿泊」を組み合わせて
一体的に利用できるサービスです。
また、介護保険制度で創設された地域密着型サービスの一つで、比較的新しい介護サービスです。

.

_

小規模多機能型居宅介護は、利用者様が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、利用者様の選択に応じて、
施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者様の自宅への「訪問」を組合せ、
家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行います。

通常であれば利用者様やご家族の状況に合わせて、必要なサービスをその都度変更し、
介護サービスごとに介護スタッフも変わりますが、その場合‥

「介護事業所を新たに探さないといけない」
「信頼関係の築けたスタッフや利用者と離れることへの不安」

など、利用者様やそのご家族ともに大きな負担が生じます。
このような負担や不安を解消しサービス選択の自由度が高いところが、
この小規模多機能型居宅介護の大きな特徴です。

.

小規模多機能型居宅介護のもう一つの特徴は、
利用料が月額定額制(宿泊費・食費・おむつなどは別途費用)という点です。

サービスの利用回数は、それぞれのサービスの一日あたりの定員人数を超えていなければ制限はありません。
*-----*-----*-----*-----*-----*-----*-----*
・事業所全体の登録定員人数:29名
・一日あたりの通所サービスの定員人数:18名
・一日あたりの宿泊サービスの定員人数:9名
*-----*-----*-----*-----*-----*-----*-----*

【具体的な業務内容】
1.通所…デイサービスのように利用者様が施設に通い、施設の中で介護サービスを提供します。
2.宿泊…ショートステイのように利用者様の状態やご家族の状況に合わせ、短期宿泊サービスを提供します。
3.訪問…訪問介護のように、通いや宿泊が難しい利用者様に対して、施設職員が往訪し、ご自宅にて介護サービスを提供します。

.

_

人はたとえ認知症や持病を患っても、住み慣れた地域で、顔なじみの人たちと関わり合いながら、
最期まで自分らしい「暮らし」や「生き方」をしたいと願うものです。
小規模多機能型居宅介護は、そんな願いに寄り添う介護サービスです♪

.

.