アメリカからの便り
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エキスパート・ナースたちのおかげ
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出産から2ヶ月たち、だいぶ生活が落ち着いてきました。
当初は睡眠不足はもちろんですが、授乳がうまくいかず、通院するはめになり、緊張の毎日でした。
授乳って自然になるものかと思っていたのだけど、そうでもないですねー
ラクテーション・コンサルタントという授乳エキスパートの上級看護師のおかげで、このつらい時期を乗り切る
ことができました。ラクテーションというのは、母乳分泌のことですが、日本では母乳育児と訳されることが多いようです。
(日本のラクテーション・コンサルタント協会のウェブサイトです http://jalc-net.jp/) 
私の担当のキムさんは、入院と外来を通じて経産婦さんの授乳指導をおこなっています。担当制になっているので、入院中から外来を通じて、電話相談も含めて継続的に指導を受けることができ、不安な新人ママとしては大変助かりました。キムさんは新生児の持ち方から、吸い付きをうまくするアドバイス、また私を励まして
くれ、新人パパにはどのように妻をサポートしたらよいのかアドバイスしてくれました。
アメリカでは、通常分娩の場合出産後24時間で退院するのが普通なのですが、私たちは授乳のトラブルが
あったので、それでも48時間の入院となりました。入院期間は短いのですが、退院翌日には訪問看護師が
家に来てくれ、痛みの管理、困っていることなど1時間ほど相談にのってくれました。助かりましたね。
ここで少しアメリカの入院体験ばなし
ミシガン大学病院の産婦人科病棟は全室個室。半分以上の部屋で出産と産前後を過ごすことができます。
大きなジャクジのある部屋もあり、私は水中出産などを計画していたのですが、もちろん今回はそんな機会も
なく。
私が入院した部屋は、普通室ですが、付添人が泊まれるようなソファ・ベッドが一つに、リクライニングできる
椅子が一つ。シャワー・バス付きでした。私は助産婦さんに担当してもらっていたので、その診察があり、娘は小児科の診察が毎日ありました。今年からオープンした病棟であり、快適な環境であってもやはり家がいいのですよね。早く退院したかったです。
実佳
最近の写真です。授乳もやっとうまくいくようになり、ほっぺが立派になってきました!
着ているのは日本から送ってもらった甚平さんです。
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プロフィール
喜吉テオ 紘子 (看護師、保健師)
現在、ミシガン大学の看護学部に臨床助教として勤務。
(株)メディカル・ コンシェルジュのアドバイザリー・ナースとしても活躍中。
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