アメリカからの便り
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新しい年
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明けましておめでとうございます!皆さんはいかがお過ごしでしたか?
またもやラッキーなことに私は年末年始を日本で過ごすことができました。
元旦はまたにしてピリリと晴れましたね。私は早朝に新しい年に向け祈願をしてきました。
ミカにとっては始めての日本。ながーい渡航でした。飛行機には慣れているはずなのですが、
最近は色々なことに興味津々なので、キョロキョロと興奮していました。つまり、両親はずっとミカの子守。
国際便なのに全く読書ができないフライトとなりました!
その分、上腕と足腰のいい運動ができましたけど(抱っこと通路内をウロウロ)。。。
本社にもご挨拶に伺いました。
皆さんの元気そうな様子を伺えうれしく思いました。
今回の滞在中、がん看護の10大学プロジェクトの一環として講演をすることができました。大学時代の恩師の小松浩子先生(慶応義塾大学)と2011年にサンフランシスコで再会することができたのがきっかけでした。
この講演会には、年末の忙しいなか180名ほど参加者がありました。「看護に応答性のある患者アウトカム」というトピックで、特に院内感染予防に焦点をあて、どのようにしてエビデンス(研究結果)から医療者の実践
変容までにいたるか、ガイドラインをいかに活用するか、について講演しました。知識があっても行動が変わるわけではありません。簡単な例をあげれば、定期的に運動をしようと思っても、それを実践に移すのは難しい
ことです。そこで、Implementation Science (実践適応科学)のノウハウが重要になることを強調しました。
このような協同プロジェクトは本当にうれしいものです。私も日本の看護がどのように変わりつつあるか
知るいい機会となりました。
では、今年も子育てに奮闘しつつ、教鞭と研究をがんばります!
今年もよろしくお願いします。
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プロフィール
喜吉テオ 紘子 (看護師、保健師)
現在、ミシガン大学の看護学部に臨床助教として勤務。
(株)メディカル・ コンシェルジュのアドバイザリー・ナースとしても活躍中。
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