アメリカからの便り
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「旧友との再会」
2週間前に、大学時代のサークル仲間がサンフランシスコまで遊びに来てくれました。一緒に北海道を自転車でツーリングしていた仲間です。彼女は以前からサンフランシスコに来ようとしていましたが、3回目でやっと現実になりました。3度目の正直です。以前の2回は仕事関係で、やむなく直前になりキャンセルになってしまいました。彼女は建築家で、この数年間、本当に休む間のなく働いていました。プライベートは大丈夫?という働きぶりでした。そのような中で、今回の訪問が可能になったのは、会社が業務停止になってしまったからです。。。!!つまり時間がある身に!。。。今まで、会社中心の生活だったのが、このようなことになり、彼女は絶望し、困惑したことでしょう。けれでも、意外にも、私が彼女から受けた、印象は「やっと、自分の時間」ができた!ということです。
世界大恐慌とも言われる今の世の中、どのような仕事についていても、不安定感は否めないでしょう。でも、彼女にとっては、今回の出来事は、@休養を得る、A今後の人生を考えるいい機会、になっているようでした。そのような彼女をみて、状況をどう捉えるかで、人の成長が変わるなーと感じました。このような出来事が起こり、悲観的になってもなにも不思議ではありません。けれでも、悲観的な状況が長く続くと、せっかくの自分のエネルギーが不毛になります。気持ちの切り替えが上手な人、意識的に努力を要する人、性格によると思いますが、本当に自分次第なのです。
その彼女とは、今までにないカルフォルニア観光ができました。建築中心の観光です。彼女のおかげで、建築家ぞ知る、世界的に有名な建造物(*Dominus Estate)* を観賞することができました。

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プロフィール
喜吉 紘子 (看護師、保健師)
1977年10月生れ、10〜14歳までをアメリカで過ごす。
聖路加看護大学を卒業の後、およそ3年間虎の門病院に勤務。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)大学院にて修士号取得(看護管理学)。
現在、UCSF大学病院・治験病棟にて臨床看護師を務める傍ら、病院の看護研究/教育部の助手として も関わりを持つ。
今後の時代を睨み(株)メディカル・ コンシェルジュのアドバイザリー・ナースとしても活躍中である。

「アメリカからの便り」
開設にあたって・・・

この度『アメリカからの便り』を開設するにあたって、病棟勤務、看護研究、翻訳業務などにて多忙を極める喜吉紘子さんに快くご協力頂きましたことを感謝いたします。
医療・看護に携わる全国の医療従事者の皆様方に向けて、今後の参考と励ましになれば嬉しく思います。

※ このサイトは月1回のペースにて書き換えをいたします。
尚、喜吉紘子さんは2007年9月よりUCSFの博士課程に進学致しました。
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