アメリカからの便り
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オバマ氏当選!
11月4日は、多くのアメリカ人にとって特別な日になりました。
オバマの当選が有力に思えた時でも、最後までどうなるか分からない不安。
当選が確定した瞬間、全国で歓声が上がりました。
私はというと、その日は何年かぶりにオーケストラの演奏を聞きに郊外にいました。夜の9時ごろサンフランシスコ市内に戻ると、街はお祭り騒ぎでした。いくつかの道路は閉鎖され、音楽が流れ、人々が道で踊っていました(本当に)。アメリカで、ここまで市民が団結しているのを目撃したのは、アトランタでオリンピックの開催が決定したとき、またアトランタ・ブレーブズ(野球チーム)がワールド・シリーズで優勝した以来です。喜びに溢れている街をみて、更にうれしくなりました。
ここまで、国民が大統領選に熱を入れているのには、いくつかの理由があると思います。現ブッシュ政権への批判、経済大恐慌、そしてなんと言っても、オバマ氏への期待でしょう。また、自分の一票が歴史的な大統領選に関係することも大きいでしょう。私はアメリカの市民ではないので、選挙はできませんが、大統領選のディベートなどは見ていました。それにしても、2年間の間、何兆円という金額を費やした選挙活動は、見ているほうも疲れるぐらいで、本当に選挙戦が終わってよかったです。
今回は※サンフランシスコ研修について、書きたいと思っていましたが、やっぱり大統領選に触れないと。。。と当初よりトピックが変わってしまいましたが、政治意識が高いサンフランシスコの日常では、オバマ氏のことを話さない日がないぐらいなので。。。お許し下さい。サンフランシスコ研修の際には、無保険者の医療問題などのお話をしましたが(研修レポートをぜひご参照下さい)、医療政策がどう変わるか楽しみです。今回の研修ですが、依然よりも大人数で、復帰者もおり、私自身充実した時間を過ごすことができました。先ほど、研修レポートの下見をしていたのですが、内容の濃さに改めてびっくり!よくもまあ、短期間でこれだけのことをカバーしたなぁと。皆さん、本当に学習意欲が高く、活発に意見や質問があったので、私にとっても、身近な環境を見直すいい機会になりました。

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※2008年9月30日〜10月6日までの間、アメリカ・サンフランシスコにて、当社2009年度新卒内定者による海外研修を実施致しました。“世界の医療を通じて学ぶ”をテーマに、第1回で訪問したカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)博士課程で学ぶ喜吉紘子さんに再び訪問し、現地の医療施設の見学や交流を行い、今後の医療人材サービスのあり方を考察致しました。

   ●2009年度内定者海外研修報告書はこちら
   ●喜吉紘子さんへのインタビューはこちら


プロフィール
喜吉 紘子 (看護師、保健師)
1977年10月生れ、10〜14歳までをアメリカで過ごす。
聖路加看護大学を卒業の後、およそ3年間虎の門病院に勤務。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)大学院にて修士号取得(看護管理学)。
現在、UCSF大学病院・治験病棟にて臨床看護師を務める傍ら、病院の看護研究/教育部の助手として も関わりを持つ。
今後の時代を睨み(株)メディカル・ コンシェルジュのアドバイザリー・ナースとしても活躍中である。

「アメリカからの便り」
開設にあたって・・・

この度『アメリカからの便り』を開設するにあたって、病棟勤務、看護研究、翻訳業務などにて多忙を極める喜吉紘子さんに快くご協力頂きましたことを感謝いたします。
医療・看護に携わる全国の医療従事者の皆様方に向けて、今後の参考と励ましになれば嬉しく思います。

※ このサイトは月1回のペースにて書き換えをいたします。
尚、喜吉紘子さんは2007年9月よりUCSFの博士課程に進学致しました。
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