アメリカからの便り
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ベルサイユと煙草。不思議な国フランス
やっと!夢にまで見たフランスに行くことができました。
本当は大学の卒業旅行で行く予定だったのですが、ショッキングなことに 旅の途中で強盗にあってしまい行けずじまいだったのです。*
このトラウマに負けまいと思い、フランス再挑戦を企てていたところに両親がパリに行くというので、お邪魔させてもらい久しぶりの家族旅行になりました。
「ベルサイユの薔薇」を読んで育った私はベイルサイユ宮殿にも足をのばしました。 鏡の間が17世紀に作られたのは本当に感激でした。
ベルサイユと煙草。不思議な国フランス
外に出てみると巨大な庭園が!800ヘクタールもあるそうです。
マリー・アントワネットは農婦の生活に憧れていたそうで、彼女のために作られたファンタジー農民世界がありました。
ベルサイユと煙草。不思議な国フランス
ベルサイユと煙草。不思議な国フランス
白鳥もいました。
それにしてもフランス人女性は本当によくタバコを吸いますね!
煙草を吸う方が珍しくなってきているサンフランシスコからすると非常に不思議です。
知り合いになったフランス人にその疑問をぶつけると、18歳以上しかタバコを買えないけど、、、という感じで、未成年がタバコを吸うのはそんなにタブーでないらしいです。
でも、さすがに日本みたいにタバコの自動販売機はありませんでした。
世界保健機構の調査によるとフランスの女性の喫煙率は21%、男性は33%(2000年)。
http://www.health-net.or.jp/tobacco/oversea/ov950301.html
一方で、厚生労働省国民健康栄養調査による日本人成人喫煙率は21.8%で、年々減少しているそうです。女性の喫煙率は9.1%(2008年)でやはりフランス人女性の比較になりません。ちなみに同年の男性喫煙率は36.8%でした。
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd100000.html
フランス人は、コーヒーはエスプレッソだし、パンは本当によく食べるし(バターたっぷりで)、“No Caffeine, No Carbohydrates(炭水化物)”が健康的とされているサンフランシスコからすると、なんだかとても不思議...
全体的な印象としては、フランス人はアメリカ人に比べると小柄な感じで、テキパキ働いている人が多く見ていて気持ちがよかったです。面白かったのは、アメリカ人用のガイドブックには「無礼なアメリカ人と思われないように... 大声ではなさず、色々と注文つけず... 新しい体験を楽しむと思ってフランスに行って下さい」と書いてあったことです。
日本からするとフランスもアメリカも「西洋」ですが、やっぱり違いますね。
そう、この間のアイスランドの噴火で、多くの人が飛行機以外の交通手段に変更を余儀なくされたにも関わらず、フランスでは鉄道のストライキがあったそうです。
さすがフランス人。


※これはスペインのマドリッドの日中での出来事でした。外傷がなくて済んだのでしたがパスポートが取られてしまい、日本領事館に行ったところ同じような被害に会った人が老若男女10人ほど並んでいました。皆様もお気をつけあれ。
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プロフィール
喜吉 紘子 (看護師、保健師)
1977年10月生れ、10〜14歳までをアメリカで過ごす。
聖路加看護大学を卒業の後、およそ3年間虎の門病院に勤務。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)大学院にて修士号取得(看護管理学)。
現在、UCSF大学病院・治験病棟にて臨床看護師を務める傍ら、病院の看護研究/教育部の助手として も関わりを持つ。
今後の時代を睨み(株)メディカル・ コンシェルジュのアドバイザリー・ナースとしても活躍中である。

「アメリカからの便り」
開設にあたって・・・

この度『アメリカからの便り』を開設するにあたって、病棟勤務、看護研究、翻訳業務などにて多忙を極める喜吉紘子さんに快くご協力頂きましたことを感謝いたします。
医療・看護に携わる全国の医療従事者の皆様方に向けて、今後の参考と励ましになれば嬉しく思います。

※ このサイトは月1回のペースにて書き換えをいたします。
尚、喜吉紘子さんは2007年9月よりUCSFの博士課程に進学致しました。
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