自分のためのケアプラン
東京では蒸し暑い日が続いているようですね。
サンフランシスコの夏は特に霧が濃い日が多く、日本の蒸し暑さが懐かしいです。
先日、UCSF卒業生同士で近況を報告しあったのですが、
今回は友人ジュリアのことを紹介したいと思います。

2007年の卒業式の写真。左がジュリア。
ジュリアはもともとイギリス出身の看護師で、心が温かくユーモアのセンスがある人です。
彼女はUCSFを卒業後、全米心臓学会の北カルフォルニア支部に勤め、様々な病院に出向き、
全米心臓学会の質向上指標(例えば、患者が喫煙者であれば入院中に禁煙指導を行うなど)の評価や導入支援をしていました。
そして数々の病院で出会った看護師に彼女は驚いたのです...
多くの看護師が肥満であったことに対して!
看護師は健康を促進・増進を役目にしている職種です。
ではなぜ、知識はあるのに、行動が伴わないのでしょうか?
日本では、昔から「医者の不養生」という言葉がありますが、看護師の不養生も少なくありません。実際日本では看護師の喫煙が問題になっておりますし、アメリカでも看護師の喫煙、アルコール利用の過多が問題視されています。
そこでジュリアは、看護師が健康になるのを応援できるような本を作ろうと、
執筆活動を始めたのでした。
看護学に進む前はジャーナリズムを勉強していた彼女は書くのも上手なのです。
人をケアするには、本当にエネルギーが必要です。
責任感をもって仕事をするのにもエネルギーが必要です。
それなのに、知らずのうちに体力的、精神的に無理をして、健康であることが二の次になってしまうことも少なくありません。これは看護師に限らず、多くの現代人に当てはまるのではないでしょうか。特に20−40代!(そこのあなた!)
これはブラック・ジョークですが、看護師はトイレに行くのも我慢することがあるので「看護師の膀胱は大きい」と言われています...
なので、日々自分が無理をしすぎていないか、無理がアルコール・過食・喫煙・イライラの行動にでてないか振り返ってみて下さい。もしくは、もうすでに身体症状があるかもしれません。例えば頭痛・胃酸過多・吐き気・睡眠不良・イライラ...
これらが当てはまる方は、生活行動を少し変えたほうがいいかもしれません。
私も頭痛や胃酸過多になりやすいのですが、多くの場合ストレスの自覚がなく、
症状が出てから「無理」に気づきます。
なんせ、大学院生活中に鬱にになったりする人も多く、特にハイリスクであることは分かっているので、週末は運動し、人に会ったりして気分転換。睡眠はちゃんととる。
3食も忘れずに。そして「無理」がわかった場合には、目標の再設定や日々のスケジュールを変えてみたりします。