アメリカからの便り
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英会話の上達のこつは「口慣らし」
よく英会話がうまくなるためにはどうしたらいいと聞かれるのですが、最近は「口慣らし」と答えています。というのは、英語は発声慣れしていないと出てきません。極端に言えば、「話す」とは呼吸すると同じの様に、意識的のものと無意識のものがあります。挨拶などは、無意識でも出てくるようにならないと、いざ英語で質問しようと思っても、挨拶からコチコチになっていては、ちょっとつらいですね。
運動でいえば、ストレッチが重要であるように、体を慣らすと、本番の動きがスムーズになります。例えば、私もアメリカで就職活動をするとき、1人芝居で面接の受け答えを発声し、自分の録音を聴きながら「口慣らし」練習しました。UCSFでプレゼンテーションがある際には、アメリカ人の友人と模擬練習。お互いに質疑応答の練習をしました。アメリカ人のプレゼンテーションは堂々としているといわれますが、アメリカ人だって影の努力があるのです。その同級生とはプレゼンテーション方法のクラスを一緒に受講するなどもしました。
先日、日本の看護大学院生のUCSFでの研修の受け入れをしました。みなさん、気合いたっぷりですが、やはり参加者のネックは英語です。自分の英語力に自信をもって、「口慣らし」をしたら、今の3倍は話せるようになるのに!と思っても、なかなか皆さんシャイですね。英語ができないことに捕らわれてしまうようです。(本当はできるのに、と私は思ってます。)そんな時、「捕らわれ」から身を放つのは「伝えたい」という気持ちでしょう。「英語ができない。悪いな〜」から、「これを伝えたい!」という気持ちが勝つようになったら、英語も手段となり恐怖心も減るのではないかと思ってます。
それにしても「口慣らし」は大切です。運動する前にストレッチをすることが重要なように、恥ずかしがらずに、シャワー浴びながら鼻歌を歌う要領で英語を発声してみて下さい。なにを隠そう!私も未だに、運転しながら、ニュース番組の知識人の大人な英語の発生練習をしています。。。
英会話の上達のこつは「口慣らし」
感謝祭のお祝いで家族と集まるため、シカゴに遊びに行ってきました!
野外スケートリンクは大賑わいでした。
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プロフィール
喜吉 紘子 (看護師、保健師)
1977年10月生れ、10〜14歳までをアメリカで過ごす。
聖路加看護大学を卒業の後、およそ3年間虎の門病院に勤務。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)大学院にて修士号取得(看護管理学)。
現在、UCSF大学病院・治験病棟にて臨床看護師を務める傍ら、病院の看護研究/教育部の助手として も関わりを持つ。
(株)メディカル・ コンシェルジュのアドバイザリー・ナースとしても活躍中。

「アメリカからの便り」
開設にあたって・・・

この度『アメリカからの便り』を開設するにあたって、病棟勤務、看護研究、翻訳業務などにて多忙を極める喜吉紘子さんに快くご協力頂きましたことを感謝いたします。
医療・看護に携わる全国の医療従事者の皆様方に向けて、今後の参考と励ましになれば嬉しく思います。

※ このサイトは月1回のペースにて書き換えをいたします。
尚、喜吉紘子さんは2007年9月よりUCSFの博士課程に進学致しました。
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