【どうなっていくのでしょうか。】

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皆様、こんにちは。
広島支店、川原でございます。
冬真っ盛りという感じですが、今年は広島でも雪がちらついていますね。雪が少ない年が多かったので、今年は特に多いような気が致します。

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話は変って、近年から続いております看護師不足ですが、この4月の診療報酬改定で入院基本料が見直される事が決定しています。算定要件は複雑なので大幅に省きますが、今回は『看護必要度』、『医師配置基準』が新設されました。もちろん一部例外もありますが、入院基本料においては看護配置よりも医師不足が顕著になってくるのではないでしょうか。さらに療養型病床群の算定病院には医療区分に1-3、ADL区分1-3によって区分されていますが、報酬が同一若しくは下がっています。

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開業医に関しては時間外加算や高齢者の主治医制などの要件も含まれております。その他には、在宅診療や訪問看護で点数がより高く設定されています。2年に1度の診療報酬の改定ですが、前回新設された入院基本料をたった2年で見直すという時点で、前回の改定でどんな結果に至ったかあまりにも考えさせられるものではないでしょうか。

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人材の適材適所、患者の症状に応じた医療機関への受診など確かに必要な部分は多いにあります。先日も臨床でずっと勤務されていらっしゃった大学時代の恩師(医師)との会話の中で、「日本が世界に誇れる医療制度『国民皆保険』、『フリーアクセス』はもう終わりつつある。今後の日本医療はどうなるのだろうか。」との話を思い出しました。

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医業経営に関しては厳しい状況が続いている中で、今回の改訂ではどのような結果となるのでしょうか。注意深く見守っていきたいと考えております。

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