【風物詩】

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皆様こんにちは。
柏支社の下野です。

日頃、日記をつけている方はいらっしゃいますか。
私は時々、とても嬉しいことがあった時につけるようにしています。
(月記とでもいうのでしょうか。)


先日、久方ぶりに用があり土日を使って地元へ一時帰省したときのことです。
小さい頃からお世話になっていた近隣に住むおばさん(年齢的にはおばあさんですかね)のところへ挨拶がてら顔を出しました。


小さい頃は、両親共働きのいわゆる「鍵っ子」と呼ばれる子供時代を過ごしたのですが、
昔から(今でも少々)、いささかいい加減で忘れっぽい性格なもので、鍵を忘れて家に入れない!というのが日常茶飯事でした。お恥ずかしながら。

そんな時、両親が帰るまで快く相手になってくれたのが、この近所のおばさんです。
(その後、試行錯誤の上、二階の自分の部屋から侵入できるようになったのは、また別のお話。)


昔話に花を咲かせながら、ふと机の上に目をやると墨で書かれた絵葉書の束が置いてありました。
実はこのおばさん、綺麗だなと思えば墨で絵を書き、気持ちを詩にのせて書き留めるという絵心も詩心も兼ね備えた方なのです。人は見かけによらないものですね。

曰く「日常のどんなことも詩になるし、意識するだけで世の中の見え方が変わるんですよ」とのこと。「え〜そんな訳あるかい!(絵だけに)」と正直には言えないので、意識して生きてみます、なんてそれっぽいことを言ってお別れをしました。


用事を済ませて柏へ戻ってくる頃にはそんな話をしたこともすっかり忘れて、夜のスーパーへ。
ちょっとした自慢なのですが、多くの食材を買って袋が2枚になった時、なんとなくの感覚で2袋とも同じ重さに上手に分けられるという特技を持っていたりします。
自己紹介で特技は何ですか?と聞かれると慌てて「なわとびです」と答えてしまうのが残念です。


スーパーを出て心臓破りの坂を駆け上り、スッスッスーッといったところに自宅があります。重い袋をせっせと自転車に乗せて、その坂を上りきり、まだ少し心拍数が落ち着かない辺りで、同じスーパー帰りのカップルの横をすり抜けました。


スーパーカップルとはどこかで聞いたような聞かないような‥と考えている内に、ふと、一句思いついてしまいました。

  持てるけど 二人で持ちたい 荷物かな

相方の自転車を漕ぎながら、少し切ない気持ちにもなりつつ、夏の夜風に背中を押してもらいました。
おばさんの言うとおり、日常のどんなことでも詩になるようですね。


きんきんに冷やした自宅に戻ると、もう一度先ほどの詩を思い出し
スーパーの袋を二人でぶら下げて歩く姿を思い浮かべて、お腹の方に温かい気持ちが溜まりました。

夏は旅行や花火やイベントもたくさんあって、残したい思い出がたくさんできる季節ですよね。
普段、日記や月記をつけている方もそうでない方も、よければ日詩をつけてみてはいかがでしょうか。


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