【隠された才能】

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皆様こんにちわ。夏真っ盛りですね。夏の似合わない男、笹村です。

さて、今月いっぱいとなりました弊社の訪問入浴キャンペーン。当名古屋支社は、長島スパーランドのジャンボ海水プール券が当たりますが皆様ご活用いただいておりますでしょうか。

かくいう私は関東出身なもので行ったことがなく、行ったことがない商品をお勧めするのもどうかと思い意を決して先だって行って参りました。夏が似合わなくたっていいじゃないか。人間だもの。

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早速ですが、とりあえず手近にありましたスリバチ状のスライダーに私は挑戦いたしました。このコースターは、直線で加速したのち、スリバチの中へ、外周を沿うような形でリリースされ、「の」の字を描くように回転したのち中央の穴に落ちて深いプールに落水するという仕組みになっております。だいだいのちびっこ達は0.8周程度したところで、高校球児とかの健康そうな男子で1.5周程度したところで力尽きて、真ん中で落ちていきます。たまに2周とかすると「おお」と歓声があがる感じです。まあ、私はもう33歳のいっぱしのおっさんですから、そんなにたくさん回りたいとも思わないし、これはさっとこなして次、という気持ちでおりました。へっ、たくさん回ったからって偉いの?モテるの?みたいな。

そんな斜に構えた感じでスタートした私のライドは思った以上のスピードを伴って始まり、結果的にいうと3周半ほどしました。むちゃくちゃ、オーディエンスが湧いた。地響きのような声を背中に聞きながら落水しました。

1.8mほどの深さがあるという、スリバチ下のプールの水中深くで「こ… これが おれの… 力?」と、なんとなく自分の両腕を見つめてしまいましたが、今思えば腕の力はあまり関係なく、しいて言えば尻の力でしょう。

かくして、本当にまったく思いもよらなかったし、期待もしていなかったし、なんなら要らなかった才能「ウォータースライダーがめっちゃうまい」を開眼した私は、その後、高校球児のような少年と同時に滑ったスライダーでも、高校球児をはるかに超えるスピードでゴールする、しかも水面を軽く尻ではねて(水切りみたいに)水面を座ったまま移動するなどのわけのわからぬパフォーマンスを見せながら、長島スパーランドを湧かせてきました。尻で。


皆様におかれましても、「私は夏なんて似合わないし」「病院しかやったことないし」「入浴は大変そうだし」などと言わず、とりあえず行ってみる、やってみると「あれ、これ、イケるぞ!」と意外な才能が発揮されるかもしれません。お仕事、いろいろございますので皆様のチャレンジのお手伝いをさせていただければ幸いです。

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