【食の安全】

_

皆様こんにちわ笹村です。今年も宜しくお願い致します。

カレーのCoCo壱番屋の廃棄冷凍ビーフカツが、産廃業者から横流されて名古屋市内の激安スーパーで販売をされていたというニュースがありましたね。そこがめちゃめちゃ良く行くスーパーで肝を冷やしました。でも安心してください。穿い…いや、食べてないです。安いと思って飛びつかず、食の安全を考えて慎重にいきたいですね。

安全ということで一つ思い出した昔話をいいですか。
安全を司る役割をみんなで奪い合って結果危険な雰囲気になったお話です。

男子はほとんど猿で、女子はちょっとおませだった中学一年生の僕たち。ある日、学校で社会科見学がありました。ありがちですが、5人ずつの班に分かれて、班の中でも役職を分担していきます。
先生から発表されたその役職は、「班長」「副班長」「会計」「書記」「安全」です。

…「安全」?


「先生、安全ってなにをするんですか」挙手する男子生徒。

「安全を守るんだよ」

「ええと、たとえば悪い人が来て絡まれたときに倒したりするんですか」

「悪い人が来たら先生とか警察を呼んでください」

「えっ、じゃあ何から守るんですか」

「横断歩道を気を付けて渡るとか、ね 声掛けしたりね」

 なにソレ超楽チンな役割じゃん。横断歩道なんてそりゃほっといてもみんな渡るし。数合わせなんじゃねえの? 教室はざわつきました。
 そして猿のような男子たち、我先にと「おれ安全やりたい」「おれも!」と言いだし、話し合いなどもせずにじゃんけんで勝った人が、あるいは不良たちが圧力で、「安全」を勝ち取っていく光景が各班で繰り広げられました。クラスの不良達が競って「安全」を奪い合う。失われていく安全という言葉の意味よ。ああ世紀末。

 そんな暴力が安全を支配するカオスでヒャッハーな状況の中、クラス色白女子代表のナガタさんが挙手しました。ナガタさんがその口を開くのを見つめる、色白男子代表の私。

「あたし、安全やります!」

 並み居る不良の圧力をものともせず、日ごろはアンニュイな感じで「あたし、集団生活って疲れちゃってダメなのよね ふぅ…」みたいな感じでストーブの前でけだるく座って黙っているナガタさんが、珍しく自身の意志を表明したのです。

 あたし、安全をやりますと。
 やりたいとかじゃなくて、「やります」と。

 クラスは再びざわつきました。そして、続けざまに言うのです。「あたし、ちゃんとみんなの安全を守りたいんで安全をやります」と。誰もが思いました。「嘘つけ楽してえだけじゃねえか!」と。しかし、面と向かって「安全を守るために安全をやりたい」と言い出したのは彼女だけであり、先生もなんか感動したのか知らんけど拍手をし始めたこともあり、ナガタさんは無事に安全を勝ち取りました。ちくしょう。ちくしょう。

 そして社会科見学の当日。ナガタさんのおかげかわかりませんが私たちは安全を保ったまま無事学校に帰ってきたのでした。

 ちなみに、その下校中にナガタさんはナンパされて別の意味で安全が脅かされたそうです(しかもそれ私の兄だったそうでその節はなんかすいませんでした)。


 以上安全をめぐる思い出話でした。ご清聴ありがとうございます。

 ご登録の皆様におかれましては、高給・高条件に惑わされて「職の安全」を損なうような転職をなさらないよう、万難を排した就職転職活動をされて頂ければと思います。当社でも、4月入職求人や人気の企業求人など、現在多数ございますので是非お問い合わせください。廃棄ビーフカツは扱ってませんので安心してください。

.

.

.

.

.