皆様こんにちは 浜本です。
金木犀の花の良い香りや高い空、町の空気もすっきりと秋らしくなってきましたね。
特に、朝・晩のひんやりした感じが気持ちの良い季節です。
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秋といえば、「スポーツの秋」、「食欲の秋」、「芸術の秋」等、色々な物事に適した時期のようですが、「読書の秋」もその一つ。10月下旬からは「全国読書週間」が始まります。
自分自身それほど読書家ではないのですが、普段パソコンにばかり向かっていると今流行の電子書籍でない、”紙の上の活字”が恋しくなったりします。
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さて、本との関わり方は人それぞれだと思いますが、最初の出合い方は殆どの方が共通体験と言って良いのではないでしょうか。
それは「人に読んでもらうこと」 ではないかと思います。 そう考えると、読書は自分の世界に浸ることができるものであると同時に、「コミュニケーションの場」でもあるのですね。
当時は全く意識していませんでしたが、今思えば自分の子に読んであげていたときも、読んだ本から意外な方向に話が弾んだり、絵や内容についての感じ方に心の状態や興味・個性を垣間見たりと、親にとって得るものも大きかったかもしれません。
ちなみに、絵本も楽しいのですが、うちの場合寝る前に活用していたのは谷川俊太郎さんなどリズム感のある作品が入った子供向けの詩集でした。
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家庭以外でも、保育園・幼稚園や小学校、自治体の図書館などでは「読み聞かせ」の場が設けられています。私も何度か読み手として参加したことがありますが、知っている本でも人に読むために音読していくとまた別の印象を受けたり、聞き手(こども達)の反応も様々で面白いものです。
人に読んであげるという機会が無くても、同じ本を読んだ友人から感想を聞いたりするのも、本だけでなくその人に対しても意外な発見につながることもありますね。
また逆に、人を通じて自分にとっての良書と出会うことも・・・。
そのようなことに思いを馳せつつ、秋の夜長、買って放置してあった本に手を伸ばしてみようと思います。
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