【字を書くということ】

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みなさん、こんにちは!仙台支社の小野寺です。

7月になり、日差しの強さが本格的な夏の訪れを感じさせる季節となりました。

7月といえば、、、とふと考えたところやはり七夕を思い浮かべました。七夕まつりはご存じのとおり旧暦7月7日の行事として広く知られています。

仙台においては季節感に合わせるために新暦に1ヵ月を足した暦である中暦を用い、現在の8月6日から8日に開催されているそうです。今年度も鮮やかな装飾と様々な催しが実施される予定です。
ぜひ、皆さんも足を運んでみてください。

七夕というと私にとって連想するものがあります。それは「書道」です。
実は私の出身、登米市では小中学生を対象とした「七夕書道展」というものが毎年、開催されています。

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私自身、書道を小学校から中学校までの9年間続けていたこともあり、かつては毎年、より上位の入賞を目指して、筆を走らせていました。

書道は意外にも精神、体力ともに消耗するものです。毛筆であれば、各箇所の「止め」、「はね」、「払い」などに繊細になる必要があり、集中力と正しい姿勢の継続が必要となります。

気持ちが落ち着かなかったり、上手くいかずに姿勢を崩すなど、向き合うことを放棄すれば、字は素直に形となって現れます。

字は人柄や内面が現れるということはよく聞く話ではありますが、まさしく書道ではそのことが直接的に影響します。

形の美しさ自体ももちろんですが、最終的にはどれだけ丁寧に、想いを持って臨めるかが大切なのだと思います。

人に魅せる、伝えることを念頭において、自分と向き合い取り組むことで他者の心に響く字を書くことができます。

近年は携帯電話やネット社会の普及によって、年賀状の減少に代表されるように字を書く機会も少なくなってきています。

だからこそ、書くときには受け取る側、見る側の気持ちになって取り組みたいものです。

例えば履歴書を書くとき、郵便物の宛て名を書くとき、ちょっとしたメモを残すときでも一文字目を書き始める前に一呼吸置いて・・・

七夕の短冊に願い事を書くときのように、想いを乗せて書き始めることを皆さんもぜひ、意識してみてくださいませ。

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