【☆診療船☆】

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皆さんこんにちは。高松支店の鈴木です。
下旬に入り、日中の気温が上がり高松市内でも日中30度を越す真夏日が続いていますね。
朝の出勤時間から日傘をさしている方も多く、日焼け対策とともに熱中症対策としても日傘が欠かせない時期になってきました(>_<)

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気が付けば「夏」はもう目の前です。
夏といえば・・海!四国で海といえば・・瀬戸内海ですが
慣れ親しんだ瀬戸内海に、国内ただ一隻の巡回診療船があるのを皆さんはご存知ですか?
私も、先日の日経新聞を読むまでその存在を知らなかった一人なのですが・・・

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今年5月末、香川大学医学部の学生(5年生)が実習で診療船「済生丸」に乗り、瀬戸内海に浮かぶ栗島(香川県三豊市)にむけて出向しました。
離島に暮らす島民の健康維持という活動を通じて“地域医療の大切さを学び取る”
学生に専門性をもたせるだけでなく、患者を初期段階から適切に診断し患者のすべて・全身をみる“総合診療医の育成””を目指し今年から実習の一環としてスタートしたようです。


☆診療船「済生丸」☆
島内に医療機関を持たない無医島の島民の医療の手助けをする為、済生会創立50周年を記念し1962年に病院並みの機能を持った初代・済生丸が就航。
現在では第三世済生丸が、岡山県・広島県・香川県・愛媛県4県の瀬戸内海・豊後水道に浮かぶ67の島々を各県済生会の医師・看護師らが持ちまわりで乗り込み巡回している。

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普段、元気な生活をしているとあまり意識をしていないことですが、いざ体調を崩したときに身近に頼れる医療機関がない・・これは大変心もとない状況です。
それを考えるだけでも、いかに「済生丸」の存在意義が大きいか。。。

地域(島民)の皆さんにとってなくてはならない診療船が、今後地域医療をささえていく医療人を育成する場所として活用されるのはとても有意義なことだと強く感じました。

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