こんにちは。
東京本社の福永です。
七草といえば、春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、実は秋にも七草はあります。
秋の七草は、「おみなえし・おばな・ききょう・なでしこ・ふじばかま・くず・はぎ」の7種類だそうで、全て昔から日本に自生して親しまれてきた植物です。
秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 (万葉集)
萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花 (万葉集)
この山上憶良が詠んだ2首の歌が由来だとされているそうです。
春の七種と違って、秋の七草はそれを摘んだり食べたりするものではなく眺めて楽しむもので、秋の野の花が咲き乱れる野原を「花野」(はなの)といって、花野を散策して短歌や俳句を詠むことが古来より行われていたそうです。(Wikipediaより)
花野や紅葉を楽しんだ秋もまもなく終わり、すぐにクリスマスがやってきます。
年末の慌しさが始まる前にちょっと立ち止まって、季節季節で古来より続く美しい日本の文化や風習に思いをはせてみるのもいいかもしれませんね。
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