皆さまこんにちは。
恵比寿本社の小林(美)です。
みなさんはエゴン・シーレという画家をご存じですか？
1890年から1918年までを生き、28歳の若さで亡くなったウィーンの画家です。
上野公園内にある東京都美術館では、2023年4月9日[日]までエゴン・シーレ展を開催しており、普段はオーストリア ウィーンのレオポルド美術館に収蔵されているエゴン・シーレの作品が数多く展示されています。
先日、このエゴン・シーレ展を観に東京都美術館行ってきたので、いくつか良かった点をご紹介します。
【１】1800年代後半から1900年代前半の美術の歴史の変遷を知ることができる
エゴン・シーレ展では、エゴン・シーレ以外の画家の作品も多く展示されています。同時代に活躍したクリムトやアントン・コーリヒ、リヒャルド・ゲルストルなどさまざまですが、1900年前後に出された作品が集められています。当時は第二次産業革命の真っただ中で、ヨーロッパでは工業技術の革新がすすみ、消費財の大量生産などが可能になった時期でもありました。そんな社会の変化の中で、エゴン・シーレを含むウィーンの画家たちはサロンを作り、クリムトが中心となってこれまで重んじられていた美術の「伝統」を離れ新しい表現を模索する動きをとりました。
美術の時代ごとの変化は社会情勢や当時の流行、生活などに強く結びついており、今回の展示では1800年代後半から1900年代前半ごろの情勢が絵画の展示とともに詳しく説明されているためとても勉強になりました。
【２】グッズがとてもおしゃれでかわいい
エゴン・シーレの作品の人気は日本でも高く、展示会場を抜けたグッズ売り場には長い列ができていました。エゴン・シーレやクリムトなど、インテリアとしてもなじみやすい絵画をプリントしたポストカードがたくさんあり、お気に入りの作品を購入して部屋に飾ることもできます。
また1900年代前半に絵画展のポスターとして制作された作品などもあり、おしゃれなグラフィックをそのままプリントしたトートバックなども販売されていました。とにかく全部かわいい…！
【３】隣接する博物館や動物園をハシゴできる
東京都美術館は東京都台東区上野公園にあり、上野公園内には上野動物園、国立科学博物館、東京国立博物館や不忍池のボートなどがあります。また上野公園は東京屈指の桜スポットでもあるので、毎年お花見客が多く集まります。
施設内にはカフェも点在しているので、美術館でエゴン・シーレ展を見て、お茶しながら休憩して、博物館や動物園を見て回ることもできます。
私にとっては初めての東京都美術館訪問でしたが、エゴン・シーレ展で沢山の刺激を受けたあとお気に入りの作品のグッズを購入して博物館に立ち寄って帰るという大変充実した1日となりました。
春の休日の過ごし方、どこかいいとこないかなぁと考えている方いらっしゃいましたら、上野公園の東京都美術館、エゴン・シーレ展とってもおすすめです。
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