皆さまこんにちは。
恵比寿本社の永尾です。
寒くなるたびに赤く色づき甘さが増して、りんごが美味しい季節になりました!
真っ赤なりんごを切った瞬間、ハチミツ色の蜜がぎゅっと詰まっていると嬉しくなりますね〜
しかしこの蜜、甘〜いハチミツのような色とは裏腹に、蜜部分そのものを食べてもたいして甘くないという事実はご存知でしょうか?
そもそも、りんごの蜜とは何者なのか・・・
りんごの蜜は葉の光合成によって作られる「ソルビトール」という物質だそうです。
葉から軸を通って果実内に運ばれた後、「果糖」や「しょ糖」などの糖類に変換されて果実を甘くします。
しかしりんごが完熟するとその変換がストップしてしまい、変換されずに余ったソルビトールはそのまま果実に蓄積されます。
これこそが蜜の正体です!
蜜と呼ばれはするものの、糖類に変換される前のソルビトールは甘さが砂糖の6割程度しかないため、蜜部分だけを食べても強い甘さは感じられないということです。
ではなぜ、蜜りんごが甘くて美味しいと言われるのか?
それは、りんごに蜜が入っている=ソルビトールが余ってしまうほど完熟しているという証になるからです!
完熟りんご・・・いかにも美味しい単語ですよね。
そして蜜入りりんごのほうが視覚的にも美味しく感じる気がします。
ちなみに蜜入りのりんごは完熟している状態のため、あまり日持ちがしないそうです。
長く貯蔵していると果実内に吸収されて、蜜自体がなくなってしまう(見えなくなる?)とか。
見て良し・香って良し・食べて良しの完熟りんごは、ぜひ新鮮なうちに美味しくいただきましょう!
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