皆さんこんにちは。広島支社の利元です。
厳しい残暑が続いた9月でしたが、10月に向け朝晩は涼しくなってきましたね。秋の夜長を楽しむには丁度良い気温になりそうです。
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さて本日はサッカーの話題です。
日本のプロサッカー「Jリーグ」が、2026年シーズンから欧州方式のカレンダーに移行することが正式に決まりました。これまでの「春秋制」から「秋春制」へと切り替わることで、日本サッカー界は大きな転換点を迎えます。
この改革の目的は、欧州の移籍市場と歩調を合わせることで選手の移籍や補強をスムーズにすること、そして国際大会の日程と整合性を高めることにあります。これにより、クラブの競争力強化や選手育成の効率化が期待されます。一方で、冬場の試合開催や従来の文化が変化する点については懸念の声も上がっています。
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興味深いのは、この「日程のシフト」という発想が、サッカー界だけでなく私たちのビジネスにも通じる部分があることです。医療系の人材紹介・派遣業界においても、需要の波や人材の流動性をいかにうまく捉えるかが大きな課題です。病院や施設の繁忙期は地域や診療科目ごとに異なり、また人材が転職や派遣契約を決断するタイミングも季節要因に左右されます。
Jリーグが「世界の標準カレンダー」に合わせることで選手の流動を最適化しようとしているように、私たちもまた「市場のリズム」に適応する戦略が求められています。例えば、年度替わりや新卒採用のシーズンに合わせた転職需要の高まり、冬場のインフルエンザ流行期の人員不足など、医療現場の特性を踏まえた人材配置は、まさに“人材版シーズンマネジメント”と言えるでしょう。
さらに、Jリーグの変革には「グローバル基準を取り入れる」という視点があります。医療分野でも、国際的な資格認証や外国人医療人材の活用が徐々に広がっています。こうした動きに柔軟に対応できるかどうかが、今後の競争力を左右します。スポーツと医療という異なる分野であっても、環境の変化に素早く適応し、標準に合わせていくことの重要性は共通しています。
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2026年からのJリーグ新シーズンは、日本サッカーの未来を左右する大きな一歩です。そしてそれは、私たち自身が取り組む「人材ビジネスの未来」にも重なるメッセージを含んでいるように思えます。変化を恐れるのではなく、その波をどう活用するか。Jリーグの挑戦は、私たちにとっても新しいヒントになるのではないでしょうか。
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