【〜熱中症対策〜】

皆様こんにちは。広島支店の利元です。
蝉の大合唱に夏の訪れを知るこの頃ですが、お元気でしょうか?
寝苦しい日が続いておりますが、体調管理には十分にお気をつけください。

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さて、7月&8月と猛暑による影響で熱中症にかかる方が非常に増えております。
今年の7月に熱中症とみられる症状で搬送された人は1万7680人で、昨年の5294人よりも大幅に増加したことが総務省消防庁の調べで分かりました。
驚異的な数字ですね。

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猛威を振るっておる熱中症ですが、すべての熱中症は汗で失われてしまった水分塩分の不足によって起こります。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、人は普通に生活しても、呼吸や排尿によって1日に2リットル以上もの水分を失っています。夏場の暑いときにはこれに加えて、汗によっても水分が失われます。この量は、多いときには1時間に1リットルに及ぶこともあります。つまり、夏場はこまめな水分と塩分の補給は欠かせないということです!
 しかし、ここで注意が必要なのは、お茶や水などを飲んでいても、塩分を取らなければ「熱けいれん」や「熱射病」を起こすことがあるという点です。「熱射病」は「熱中症」の中で最も深刻な症状です。この「熱けいれん」「熱射病」を防ぐための塩分摂取の目安となる量は、水分の0.1〜0.2%程度といわれていますが、いわゆるスポーツドリンクを利用するのがもっとも手軽な方法です。

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ただ、スポーツドリンクは塩分や糖分が若干高めのため、それを2倍程度に希釈して選手に摂取させるスポーツ指導者も少なからずいます。(余談ですが、私が以前時属していたバスケットボールチームもやはり薄めたものを作っておりました)
 その他、麦茶と梅干の組み合わせもお勧めです。麦茶0.5〜1リットルに対し、梅干1個で大体0.1〜0.2%程度の塩分量になります。

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近年、熱中症についての報道が増加しておりますが、「水分補給」に比べ、「塩分補給」について触れられる機会が少ないように感じます。熱中症対策には水分補給だけでなく、塩分補給もお忘れないようご注意下さい!

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