【若草山の山焼き】

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こんにちは。
2013年もはや1ヶ月がたちましたが皆様お身体お変わりございませんでしょうか。

今回は古都奈良で行われる若草山の山焼きについてお話をさせていただきたいと思います。
山焼きというのは若草山(山全体が芝生でおおわれており、三つの笠を重ねたようなので三笠山ともいいます)の斜面約33ヘクタールを焼く行事です。

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近年では1月の第4土曜日に実施される山焼きですが、
この行事の由来をご存知でしょうか。
諸説はありますが、有力な情報は2つです。
1つ目は江戸時代に東大寺、興福寺、春日大社の領地争いを仲裁しようとした奈良奉行が、境界をあいまいにするため火を付けたというもの。
2つ目は若草山頂上の古墳に幽霊が出て、山を1月までに焼いて慰霊しないと不吉な事件が起きるとの迷信があり、通行人が放火していたのが慣習化したというもの。
どちらも書物に記載されてはおらず、真実は未だにわかりません。

ただ、どのような行事にもきっかけになるものが必ずあります。
何気なく行われている行事も調べてみるとびっくりするような由来もあるかもしれないですね。

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当日は、山麓にて午後からイベントや式典が行われ、
山焼き直前の大花火は、澄みきった冬の夜空を鮮やかな光と色で染め、
その豪華な号砲で山焼きがスタートします。
18時ごろから点火ですので奈良でのお仕事を終えた後にでも是非ご覧ください。

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