【★大好きな作家の新作★】

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仙台支社 加藤です。
新型コロナの感染拡大防止のため、
家にこもる時間が増えましたが、
皆さまはどのようにお過ごしでしたか?

私は読まないままに積読状態だった本を
読むようにしていましたが、この時期に大好きな作家2人の新作が出て、先にその2冊を読んでしまったので、また新たな積読状態に戻っています。その2作は、伊坂幸太郎氏の【逆ソクラテス】と沢木耕太郎氏の【旅のつばくろ】です(偶然にも、両名とも、名前が「こうたろう」でした)。
ここでは沢木氏の方を御紹介します。

【旅のつばくろ】新潮社 沢木耕太郎著

JR東日本が発行する新幹線座席にあるPR月刊誌に連載中のエッセイです。見開き2ページで、東北、北陸、関東エリアへの旅をめぐる内容です。堅苦しくなく、新幹線内でさっと読めますが、そこは沢木氏。エッセイの名手と言っても過言ではなく、旅を通じ、齢を重ねることで初めて得られる人生の教訓が心に響きます。
実は私としても毎月新幹線に乗る度に、このエッセイを読むのが楽しみになっていました。
沢木氏といえば、著書「深夜特急」のエキサイティングな一人での世界旅行で有名ですが、この本は東北エリア中心に、最近の、思いつくままの旅、仕事のついでに偶然立ち寄る旅、16歳の一人での東北旅行の場所を辿る旅など、成熟した大人の旅が展開されています。

「旅の長者になるためには、面白がる精神が必要だ」や「人生のうちで、面として知っている土地をいくつ持っているか」など、含蓄ある言葉を是非、皆さまも体感下さい。

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