【新説:だいじょうぶんぶん】

どうも千葉支社の笹村です。今年も紅白歌合戦に落選して悔しい思いをしておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

拙宅の子が良く見ているNHKはEテレさんの番組で、「いないいないばあっ!」というのがありまして、今日はそのお話をしたく。

人間の女子たる「はるちゃん」、人語を解する上に芸達者な白い巨犬「わんわん」、そして人語を解するし耳がマラカスになっている謎の小動物「うーたん」の3名(3体?)をレギュラーとしながら、歌ったり踊ったりするそういう番組です。人間・魔物・魔物というチーム編成。裸眼・眼鏡・眼鏡たる東京03とだいたい同じと思っていただいて大丈夫です。違いますねそうですね。すみません。

さて、その番組の中で、やたら出てくる気になる楽曲がありまして。「だいじょうぶんぶん」という曲で、まず「うーたん」が出てきます。
なお、うーたんはだいたいの局面において「うーたん元気元気」しか言わない、アニマル浜口さんか井脇ノブ子さん並みのポジティブさを持ち合わせているんですが、この曲の冒頭では、めちゃめちゃに泣いています。
そこに近づく新たな魔物、バコン。頭に唐草模様のほっかむりをし、だいたい亀みたいなフォルムなんですが、背中が甲羅でなく箱になっています。(気になる方は公式サイトに画像があるので見てください。下の方にいます)。

で、バコンが泣いている うーたんに、どうしたんだいと優しい物腰で声をかけてきます。
うーたん、こたえて曰く「つみき、がっしゃーん! うわーん!!」。

これほど端的で完璧な状況説明があるでしょうか。
精いっぱい積んだ積み木が、がっしゃーんと崩れてしまい、これまで費やした労力が水の泡。諸行無常である。人生はいと、むなし。そういう悲しみの涙であるという、うーたんの心情がくみ取れます。

これに対してバコンはひたすら「だいじょぶだいじょぶ だいじょうぶんぶん♪」という歌を歌って踊りまくって励まします。具体的な積み木の再構築プラン、事故の再発予防策の提案などはありません。とにかくまあ、大丈夫であると歌って踊る。うーたんよ、諸行無常ではあるが、せめて我々は歌って踊ろう。まあとにかく大丈夫だから。だいじょうぶんぶんだから。そしてうーたんは元気になるという寸法です。バコンはうーたんの気持ちに寄り添い、多大な共感を示した上で「だいじょうぶである」「だいじょうぶんぶんである」と安心させる良いキャラクターなのではないかと思います。子どもの目線から見れば。

大人である皆様から見てどうでしょうか。バコンは優しいやつでしょうか。それともただの楽観的なやつでしょうか。
私は「頭に唐草模様のほっかむりをしているし、さりげなく背中の箱に積み木を載せてパクっているし、泥棒である」と思います。全然良くない。大丈夫じゃない。お巡りさんこいつです!

このあと曲は2番に差し掛かるのですが、うーたんは急速に眠気に襲われ(バコンに何か盛られたのでしょう)、さらに毛布の魔物「モウフー」が出現するに至り、またとにかく大丈夫、だいじょうぶんぶんであるというモウフーの歌声にまんまと寝てしまう、うーたん。このあと、外でスタンバイしているバコンをモウフーが招き入れ、貴金属や現金、通帳印鑑の簒奪に精を出すのではないかと思われます。かわいそう、うーたん。
そしてモウフーはあろうことか、テレビ画面の向こうにいる私たちに直接語り掛けてきます。「お友達も、だいじょうぶ!」と。これは子どもたちに対しては「君たちも悲しい気持ちになったり、なんかいろいろあるかもしれないけど、とにかく大丈夫だから!」という安心を喚起し、私のような心が汚れた大人に対しては「あなたのおうちのセキュリティは、本当に大丈夫?」と逆説的に挑発してきているのです。たぶん。現に私は「セコムしようかな」と真剣に考えはじめました。

ご登録の皆様におかれましては、同業他社さんなどで「大丈夫」「ぶんぶん」しか言わない担当者にお困りだったりしませんでしょうか。さすがに相談に乗る振りをしながらガンガンに積み木をパクってくるところはないと思いますが、十分にお気を付けいただければ幸いです。
弊社は常に、「ではこちらのお仕事を検討してみてはどうでしょうか」と具体的なご提案をしながら相談させていただいておりますので、安心してご来社いただければと思います。
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