【米国利上げって何?】

皆様こんにちは、福岡支社小西です。

先週くらいから急に寒くなりましたね。
福岡は連日の雨が続き、まるで梅雨に入った気分です。

加えて、雨上がり後の気温も急激に低くなるので
尚更お布団から出られなくなりますね・・・。

さて、そのような中でもホットな情報をお伝えできればと思います。
先日の米国が利上げをしたというニュースが
大々的に報じられました。

なぜこんなにも米国の利上げが注目されていたのか
個人的に気になったので、いろいろと調べてみました。

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【そもそも利上げとは?】
お金を貸し借りした時に生じる利子が増える事です。
お金を借りると、返す時に今までより多くのお金を返さなくてはいけません。

【どうして利上げをしたのでしょうか?】
リーマンショック以降不景気になった米国は、
消費や投資を活発にして経済を復興するために
ゼロ金利政策(利子を限りなく0にする政策)を実施しました。

結果、多くの企業がお金を借りて設備投資や賃金の確保に取り組んだため
雇用も改善し、消費も増えて景気が良くなりました。

この状態はいわゆるデフレを脱却してインフレになった!ということなので、
緊急事態用のゼロ金利を実施する必要がなくなったのです。
要するに元に戻しただけ、ということになります。


そこでもう一つ疑問になるのは、
ゼロ金利はどうして続けてはいけないのでしょうか?
上記の話だけだと景気が良くなるなら続けてもいいのでは・・・?
と、思ってしまいますよね。

実はゼロ金利にするためには、中央銀行(日本で言うと日銀ですね)が毎日大量にお金を発行してその資金をまるまる市場に投入しないといけません。

それを続けるとどうなるかというと、皆さんの賃金にも
大量発行された資金が分配され、
お金の流動が活性化しすぎて物(土地・株など)の価値が
適正価格から異常高騰する可能性があります。

バブル経済といえばお馴染みかと思いますが、バブルになることを
防ぐためにもゼロ金利政策はタイミングよく切り上げなくてはいけない
政策だったということです。

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【利上げをしたらどんな影響が・・・?】
利上げが世界的に注目されたのは、私たちの生活に影響する可能性があるためです。
利上げが始まれば企業はお金を借りにくくなりますし、ドルで借金をしている新興国に
とって利息は大きな負担になってしまいます。

結果としてまた世界的な不況になってしまうリスクもあるため、
米国の利上げ会見の際にメディアや各国が固唾を飲んで注目していたということです。

以上の事柄が今回の利上げが大々的に報じられた理由だったようです。

利上げに踏み切ったからといってすぐに何かが変わるということはありませんが、
私達にも関与することと思うと注目したいニュースの一つかもしれませんね。

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