【ガソリン価格】

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皆様こんにちは。広島支店の利元です。さわやかな初夏となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
最近は梅雨入りしたこともあり、じめじめとした暑さが続きますね。
湿気対策を十分にとり、気持ちよく梅雨を乗り切りたいものです。

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さて、最近ガソリンスタンドに行くと、非常に気がかりな数字が目に飛び込んできます。
そうガソリン価格です。昨年の異常なガソリン価格の高騰により、一時はレギュラー価格が196円にまで上がるなど、庶民の生活を大いに圧迫しました。その後世界経済の衰退とともに約100円以上もの下落をしたガソリン価格ですが、ここに来てその価格が再上昇しております。
価格上昇の一番の原因は投機マネーの流出です。5月の米小売売上高が堅調だったことに加えて、新規の米失業保険申請件数の減少傾向が続いており、米国内の雇用情勢悪化への懸念が和らぎました。また、国際エネルギー機関(IEA)が09年の石油需要見通しを引き上げたことも市場に買い安心感を与えました。
結果、指標である米国産標準油種(WTI)の7月渡しは08年10月中旬以来、約8カ月ぶりの高値をつけ、原油先物相場は続伸しました。

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現状ではアナリストから下がるリスクが見当たらないとの指摘もあるほど、相場の地合いは強いようですが、世界の各エネルギー主要機関は、年初から09年需要見通しを下方修正し続けています。需給要因で観る限り現在の価格は行き過ぎと言えるでしょう。引き続き、石油の需給要因景気回復期待との綱引きが価格を左右する展開が続きそうです。

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行楽シーズンも近いため、これ以上の価格上昇は遠慮願いたいものです。

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