【高校球児】

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みなさんこんにちは。田邉です。
この数日は朝晩少し冷んやりと過ごしやすくなったように思いますが、まだまだ暑い日が続きますね。
先日、甲子園では中京大中京高校が43年ぶりに全国制覇しましたが、野球好きな私は、先日お盆休みの際に甲子園に行って来ました。今年の中京高校の強さにひょっとしてという予感があり、中京高校の試合をどうせなら間近で見たいという思いで、子供にも見せたいと思いつつ、子供の手を引っ張り見に行きました。

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試合の結果以上に、生で目の前での選手のプレーや姿には、魅かれることや感心することがたくさんありました。
まずは、声。
選手のベンチに近いところで見ていたので、選手の表情を見て取れて、声がまともに聞こえてきました。高校野球では明るく、元気よくはつらつとした姿が多くの人を魅了しますが、まさにそれを間近に感じました。とにかく、どのチームも出す掛け声はめちゃくちゃでかい。(大きい声を出すことは知っていても、大きさが半端ではないです)
試合前は、意識的にかなりリラックスした表情で冗談もいいながらの雰囲気。試合中は仲間を励ましたり、自らを鼓舞する声で緊張を吹き飛ばし、自分たちのペースで試合をやって、絶対に何が何でも勝ってやるという気持ちがものすごく感じられました。

もう1つは、全力プレー。
一人一人の強い思いが随所に感じられました。
今大会注目だった花巻東高校。センターの野手は身長155cm。間近だと小学生でも通ってしまいそうな大きさでしたが、その動きの速さと声の大きさ、気迫を前面に出す姿は、自身の強い思いが伝わってきました。全力プレーだからこそ、ファインプレーは際立ちます。どの選手も全力プレーは当たり前といえば当たり前でしょうが、きっと普段の練習から全力でしているからこそ、この大舞台ですばらしいパフォーマンスが出るのだろうと思います。

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最後に、礼を尽くしている姿。
一つ一つの礼を疎かにしていない姿勢をどのチームにも感じました。審判やチームの監督、スタンドの応援団(レギュラーでないメンバー、家族)に礼をする姿はごく当たり前のことですが、試合前の練習が終わった際、選手はグランドに一礼しますが、丁寧にグランド整備を行った球場職員の方々に並んで一礼する選手たちの姿が見られました。この環境を当たり前だと思わず、誰に対しても感謝する気持ちを汲んでとれたことに感心し、見習わなければいけない姿勢と感じました。
負けて悔しくてもお互いをたたえあう姿。グランドに一礼して去る姿。いろんな姿に感心し感動をもらい、清々しい気持ちにさせてくれました。

あの大舞台。人間を大きく成長させてくれる場所とよくコメントに聞きますが、まさにそのことを実感させてもらいました。20年ぶりに見た甲子園でしたが、来年も見に行こうかと思っています。

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