【伊坂幸太郎 2016年新作!】

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皆さん、こんにちは。さいたま支社 加藤です。
埼玉県内の気温も次第に20度前後の日があり、いよいよ春爛漫といったところでしょうか。
桜は散ってしまいましたが、新緑が美しい季節でもあります。

さて、先日、2016年本屋大賞が発表されました。
最近では、直木賞や芥川賞よりも、話題性も高くなっている賞と思います。何といっても、
「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本」というのがキャッチフレーズで、本好きの書店員が個人的にもオススメする本ですので、本職の作家たちや出版社の意向で選考される直木賞や芥川賞等とは異なり、エンターテイメント性、話題性、世相反映、読み応え等も兼ね備えた本になるかと思います。
2016年本屋大賞には「羊と鋼の森」宮下奈都(文藝春秋)が決まりました。
(羊と鋼・・・とは、ピアノのことらしいです!)
話題性では「火花」でしたが、10位でした。

さて、その本屋大賞を2008年に受賞した(その後映画化)、仙台在住のベストセラー作家 伊坂幸太郎の書き下ろし新作が出ました。
「サブマリン」 講談社 (2016/3/30)

私は以前より彼の作品の大ファンで、いつも小説や映画をチェックしています。今回の新作は12年前の「チルドレン」という作品の続編という位置づけ。
読み始めましたが、前作同様、家裁調査官の主人公たちが出会う色々な少年及び親との掛け合いが伊坂作品の真骨頂と言えるでしょう。前作で、家裁調査官の実態を初めて知った印象がありましたが、主人公たちが非常にユニークで変わったキャラクターは変わってないようです。

伊坂作品初めての方でも十分読み応えある作品と思いますので、一度、チャレンジしてみてはいかがですか? 本屋でも大量に平積みされています!

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