皆様こんにちは。
広島支社の近藤でございます。
10月に入り段々と秋らしい気候になり、
自宅の布団や洋服も衣替えをし、待ちゆく人々の装いも秋らしくなりましたね。
出先で見かけた銀杏並木も綺麗な黄色に色づき、日中はまだ暑い日があるとはいえ、
気候は徐々に秋深まっているのだなと感じております。
さて、銀杏並木と言えば秋の訪れの象徴だと思いますが、
銀杏と言えば同時に独特の匂いも思い出されるのではないでしょうか。
なぜ独特の匂いがするのかと申しますと、銀杏自身が外敵から食べられないようにするためだと言われています。
匂いの成分は酪酸とぺプタン酸という、どちらも腐敗したような独特の不快臭を発する物質で
人間だけでなくサルやネズミなどの哺乳流全般に嫌われる臭いとされています。
つまり外敵から身を守るために、あの匂いを発しているのです。
しかしながら、近年街路樹として植えられるのは実のならない【雄の木】がほとんどのようで
銀杏の匂いと言われてもイメージできない方もいらっしゃるようです。
見て楽しむも良しですが、銀杏と言えば身の部分のぎんなんも秋の味覚の一つですね。
茶わん蒸し等に入っているのを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
子供のころは苦手でしたが、大人になるにつれてほろ苦いのに甘い、独特な味が理解できるようになりました。
ぎんなんは特に滋養強壮や老化防止に効果的のようです。
漢方薬では肺の働きを高め、喘息を鎮める効果があると言われています。
ただし、ぎんなんは一度にたくさん食べると
中毒症状をおこす可能性がございますので食べ過ぎにはご注意くださいませ。
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