【村上春樹、ノーベル賞受賞ならず!】

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さいたま支社 加藤です。
急に寒くなってきて、秋が来たなあと思っていたら、街ではクリスマスのイルミネーション特集の雑誌を見かけたり、忘年会の広告が出始めるなど、早くも冬に向けた仕掛けが始まっています。まずは秋をじっくりと満喫したいものです。
さて、先日、今年のノーベル文学賞が発表されました。日本を代表する人気作家 村上春樹氏の落選がまたもや世間を賑わせましたね。おそらく本人にとってはいい迷惑とは思いますが、各種メディアやいわゆるハルキストと呼ばれる熱狂的なファンの期待はすごいものでした。例年、期待されているものの、なかなか受賞できません。報道では、2020年の東京オリンピックまで待たないと受賞は無いだろうという意見もあるようです。

実は私も同氏のファン(ハルキストの一人なのでしょう)で、もう30年近く同氏の作品を読み続けています。
全ての作品が好きな訳ではありませんが、新作が出る度に購入して読んできました。実は一番読み応えがあるのは、そのエッセイです。薄い文庫本も多いので、海外旅行に持っていくと、何かと重宝します。

さて、最近、文庫本化された書籍を紹介します。
「職業としての小説家」(新潮文庫)
エッセイよりももっと濃い内容の文章で、珍しく、「小説とは」、「小説家とは」など、自身の考えをしっかりと述べています。村上春樹氏の翻訳家仲間で盟友?の柴田元幸氏が発行している季刊誌「MONKEY」に長期連載していた文章がまとめられたものです。この連載を読むために、いつも「MONKEY」を購入していたので、こうして一冊にまとめられると、大変うれしい限りです。
秋の夜長にご一読を。

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