【牡蠣のシーズン到来♪】

皆様こんにちは。広島支店の利元です。
今年は例年にない大雪とのことですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。立春とはいえまだまだ寒い日が続きます。季節の変わり目、体調を崩されませんようお気をつけください。

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さて今年も広島の特産物である牡蠣のシーズンがやって参りました。
広島の皆様には馴染み深い食品なので、今更の説明になるかもしれませんが・・・牡蠣はグリコーゲンのほか、必須アミノ酸をすべて含むタンパク質やカルシウム、亜鉛などのミネラル類をはじめ、さまざまな栄養素が多量に含みます。別名で「海のミルク」と呼ばれているのは有名ですね。

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実は牡蠣の食用としての歴史は非常に長く、世界中で食され、最も人類が親しんできた貝の一つなのです。一般的に肉や魚介の生食を嫌う欧米食文化圏において、カキは例外的に生食文化が発達した食材で、古代ローマ時代から珍重され、なんと養殖も行われていたのです。フランスでは生ガキはフランス料理における定番のオードブルでナポレオン、バルザックなどが牡蠣の愛好家であったことでも有名です。
日本では縄文時代ごろから食用されていたとされ、多くの貝塚から殻が発見されており、ハマグリに次いで多く食べられていたと考えられています。室町時代ごろには養殖も行われるようになったというから驚きです。
かつては広島や東北などの産地から消費地まで輸送するのに時間がかかったため、日本ではカキの生食は産地以外では一般化せず、もっぱら酢締めや加熱調理で食されていました。
日本人がカキを生で食べるようになったのは、欧米の食文化が流入した明治時代以降であり、生食文化が欧米から輸入された珍しい食材なのです。

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牡蠣のシーズンは一般的に1〜3月と言われていますので、今はまさにシーズン真っ只中です。広島各地でも毎週のように牡蠣祭りの催しを開催しておりますので、皆様も栄養豊富な牡蠣を食しに足は運ばれてみてはいかがでしょうか?

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