【日本初プロジェクト】

皆さんこんにちは!京都支店の山口です。
初夏のように暖かい日も御座いますが、いかがお過ごしでしょうか?

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さて、今回は最近私が気になった新聞記事をご紹介したいと思います。
私は大学時代に福祉を学んだのですが、そのきっかけとなったのが盲導犬や聴導犬、アニマルセラピーといった社会で働く犬たちです。私は犬が大好きで、犬の話題の本などをよく読んでいたのですが、その中で生活に不便を感じている方々のパートナーや心の支えとなり働いている盲導犬や聴導犬、アニマルセラピーにとても興味を持ちました。これをきっかけに私は大学で福祉を学ぶこととなりました。

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この私にとってとても気になった新聞記事が、毎日新聞に載っていた

「受刑者が盲導犬となる子犬を育てる矯正プログラム」
の記事です。
医療や福祉に携わる皆様は、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
アメリカでは以前から受刑者が介助犬やセラピー犬を育てるプログラムが行われていたのですが、日本でのこのようなプログラムは今回の島根県浜田市のPFI刑務所が初となります。このプログラムでは、日本盲導犬協会から生後3カ月未満のレトリバー3頭が、希望者から選ばれた受刑者3人に手渡されました。受刑者は子犬が満1歳になるまで、24時間寝食を共にして育てます。子犬の飼育を通じて、責任感や達成感を身につけ、更生に役立てるのが狙いだそうで、受刑者の矯正だけでなく不足する盲導犬の育成につながるというメリットもあります。

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アメリカでのこのようなプロジェクトを綴った本を読んだことがあるのですが、凶悪な犯行を行った受刑者が、子犬を育てることによって犬と心を通わせて行き、心のつながりを感じていく行程がつづられていました。
最近では盲導犬や介助犬などもテレビなどで取り上げられ、社会に認知されるようになりましたが、その数は希望者に対してまだまだ足りません。
このような状況で今、今回の日本での初めてのプログラムに今後も注目していきたいと思います。

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