こんにちは。仙台支店の清野です。
仙台でも最高気温が30度を超える日が続き、本格的な夏の到来を実感しています。
汗かきの私にとっては大変辛い季節が来てしまいました。
さて、東北の夏の風物詩として、今回は「冷たいラーメン」をご紹介したいと思います。
最近ではコンビニのお弁当コーナーでも売られていますので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、未だに「冷やし中華」と混同されている方も多いようなので、その発祥からお話したいと思います。
発祥のお店は山形市本町にある「栄屋本店」です。
山形市は一昨年まで約70年間、日本最高気温“40.8度”の記録を保持していた大変暑い街で、少しでも夏を涼しく過ごしたいという思いから生まれた食文化です。
その外見は普通の醤油ラーメンと同じですが、スープに大きな氷がいくつも浮かんでいる点が特徴的です。
通常、スープを冷たくすると味の決め手である牛脂が固まってしまいます。そこで、牛肉の旨味だけを残して脂はきれいに取り除き、代わりに植物性の脂でコクを出すという方法が開発されました。
牛、かつお節、昆布をベースにした伝承の味にゴマ油の香りを加え、いっそうさわやかで風味豊かなスープに仕上げられています。麺は熟成してコシのあるこだわりの太麺で、製麺所には水にさらすことでよく締まること、のびにくいことなどをお願いしているのだそうです。トッピングはチャーシュー、メンマ、かまぼこといったお馴染みの食材にキュウリが加わることでより涼感が増しています。
山形にお越しの際は是非ご賞味ください!
(私が以前東京で生活していた際、どうしても冷たいラーメンが食べたくて、都内で食べられるお店を探しました。そして見つけました!銀座1丁目の「プルーカフェ」というお店です。本場の冷たいラーメンを味わえますので、こちらのお店もおススメです!)
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