【第3のビール】

_

皆様こんにちは。広島支店の利元です。
2月に入り、春の陽気が待ち遠しい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
余寒の厳しい日が続きます。体調管理にはくれぐれもご注意ください。

.

さて、昨年第3のビールの累計出荷が11月で初めて発泡酒を上回ったとのニュースを目にしました。人気の理由は、ビールや発泡酒に比べ割安な価格が、節約志向の昨今、消費者に受けているようです。この第3のビールですが、皆様は何故第3のビールがビール、発泡酒、に比べ割安なのかご存知でしょうか?

.

そもそも第3のビールとは、ビール、発泡酒とは別の原料、製法で作られた、ビール風味の発泡アルコール飲料の俗称のことを指します。
ビールは「麦芽」「ホップ」「水」を原料に発酵させて作られたものです。発泡酒は麦芽の比率が少ないもの、つまり第3のビールの場合「麦芽」は使用されていませんので、厳密にはビールではなく、全く別の飲料になります。

.

厳密にはビールではない為、かかる税率もビールとは異なります。この税率が、第3のビールは、ビールに比べ非常に低い数値なのです。そして、この税率が販売価格にも大きく影響しているのです。
税率を数値で表すと、 350mlの缶ビールにかかる税率は35.3%、発泡酒が32.3%第3のビール22.4%。この数値を見ると、ビールがいかに高い税率か良く分かります。

.

第3のビールの原料は、トウモロコシ、大豆タンパク、大豆ペプチド、えんどう豆タンパクなどが麦芽の代わりに使われています。原料によって味も様々なので、これまでとは一味違った味に出会えるかもしれませんね。

.