【読書の夏】

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皆様こんにちは。営業の笹村です。
今年は本当に暑い夏ですね。あっという間に洗濯物が乾くのはいいのですが…。
先日秩父鉄道に関してブログを書かせていただきましたが、熊谷では史上最高気温の40.9度を記録しましたね。
今夏から35度を超えたら猛暑日と言いますが、来夏から40度を超えた名称もできるかもしれませんね。酷暑日、とか。

 だいぶ古い話題ですが、2002年にWHOがオゾン層の破壊による紫外線増加、紫外線の浴びすぎによる免疫の低下、皮膚がんや白内障患者の増加などを理由に挙げて「日光浴をおすすめしない」という報告書を発表しました。

 また熱中症での搬送患者、今年は過去最多だそうです。亡くなる方も多いです。そういった色々なことを考えると、夏は必要の無い限り外に出ない方が良いと思います。どうしても出なくてはならない場合も、なるべく時間を短くして、帽子をかぶって、水分と塩分をきちんと補給する。あとはなるべく家に居て、本を読んだりすれば良いと思います。もちろん健康のためには適度な運動も必要ですが、それは秋からがんばりましょう。これからの温暖化時代は「読書の夏」「スポーツの秋」が良いと思います。
 
 私は最近フランツ・カフカの「城」という小説を読みました。主人公である測量師のKが、城というとても複雑な機構に支配された町に赴任するのですが、不条理なまでの様々な妨害があり、肝心の城にたどり着くこともできず、測量師として呼ばれたのに測量師として仕事ができないというものです。ざっと100年ぐらい前の小説ですが、複雑化された社会の中で職業にしかアイデンティティを見出せない自我のようなものが描かれていて、現代でも十分過ぎるほど普遍性のある物語です。とてもおすすめです。雪に囲まれた町が舞台なので、この時期いいかもしれませんね…。
 
 皆さんも、おすすめの本があれば教えていただければと思います。

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