【地上デジタル放送】

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皆様こんにちは。広島支店の利元です。12月に入り朝晩は肌を刺すような寒さになって来ましたね。今年も去年と同じくらい、インフルエンザが流行しているようです。インフルエンザウイルスは湿度に非常に弱いので、室内を加湿器などを使って適度な湿度に保つことをお勧め致します。イベントの多い月ですので、体調管理には十分お気をつけください。

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最近TVを観ていると地上デジタルテレビ放送の案内CMをよく目にします。内容は2011年7月24日から現在のアナログ放送からデジタル放送に切り替わり、これまでのアナログ放送ではテレビが観れなくなるといったものです。
テレビ以外のメディアにもよく取り上げられているので、恐らく皆様も一度は耳にされていらっしゃると思います。
しかし、何故アナログ放送からデジタル放送に切り替える必要があるのか、この理由をご存知の方は意外に少ないのではないでしょうか?


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そもそも私たちが普段から通信やテレビ放送などに使っている電波は無限ではなく、ある一定の周波数に限られています。(携帯電話、無線系インターネット、ラジオ、ETC、カーナビ、車のキーレスなど現在の日本では、使用できる周波数に余裕がなく過密に使用されているのです)
そこで、テレビ放送で使う枠を、これまでの周波数を使用しないデジタル放送に移行する計画が、国会の決議を経て決まりました。
つまり、通信用電波の周波数確保のために、アナログ放送デジタル放送に移行するのです。

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テレビ放送が現在のアナログ放送からデジタル放送に切り替われば、大幅に放送チャンネルを減らすことができます。(現在の放送チャンネルのおよそ3分の1が空くと予想されています。その空いた周波数を他の用途への有効利用が可能になり、情報化社会の進展に対応するべく有効な活用が現在検討されています。
ちなみに、世界初の地上デジタル放送は1998年にイギリスで開始されました。現在は欧米ではアメリカ、ドイツ、イタリアなど、アジアでは韓国、中国、ベトナムなど、世界の20以上の国と地域で放送されており、デジタル放送は世界の潮流となっています。

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空いた周波数をどのようなことに利用するか、想像しただけでワクワクしてきます。画期的な新サービスを期待したいですね♪

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