【皆さん、最近、ハマっている本は何ですか?】

営業を担当しております加藤潤一です。支店の女性陣がグルメ・カフェの話題を披露しておりますので、私は他の仙台ネタで迫ります。

2年前にUターンで戻ってきて、驚いたのが、仙台在住の作家が増えていることでした。それも若手から中堅・ベテランまで、各種文学賞を受賞している有名作家ばかり。伊坂幸太郎、伊集院静、熊谷達也、佐伯一麦、三浦明博、瀬名秀明など、ミステリー、純文学、大衆文学、SFなど、そのジャンルも幅広い!! 仙台が舞台になっている作品が多く、読んでいて何か親近感が沸いてきます。(*実は「サラダ記念日」で有名な俵万智さんも昨年、仙台へ転居されてきたとのこと)

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仙台って、小説家が好む街?、そして文学が熱い街?

私はハードボイルドやミステリーが好きで、カバンには何かしら1冊を入れています。最近は「伊坂幸太郎」の本を乱読しています。
伊坂氏は現在36才。何度か直木賞候補にもなっており、若い世代を中心に支持を集めている最も注目度の高い作家の一人。奇想天外な展開が独創的で、時間軸が錯綜するシュールな世界観は非常に映像的でもある。各作品で共通の、さらっと、「死」を持ち出す展開には、なかなか唸るものがあります。(*ちなみに、伊坂氏は市内のカフェを転々として出筆している噂で、私もバッタリ出くわしました。)

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私が彼の作品にハマり始めたのも、彼の小説を映画化した「アヒルと鴨とコインロッカー」を観てからでした。同小説は仙台が舞台で、某大学入学を機に仙台にやってきた「椎名」が遭遇する運命とは・・・。内容は明かしませんが、「一緒に本屋を襲わないか?」、「ボブ・ディラン」がキーワードです(わかるわけないですよね)。
若者特有の切なさ。一言で言えば、喜怒哀楽の「哀」が似合います。なお、映画も仙台オールロケ。仙台では春先の先行公開前から大々的に宣伝され、ちょっとした伊坂ブームです。仙台では今も4館で上映中で、東京でも恵比寿ガーデンシネマにて公開されています。

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是非、彼の作品を読んで、そして映画もご覧になってみてはいかがでしょうか? 緑溢れる仙台の街並みや学都仙台が満喫できると思います。

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