【どんぐりと山猫】

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こんにちは。名古屋支店の小西です。
まだ朝晩は冷えますが、日中は少しずつ暖かい日差しを感じられるようになってきましたね。
ぽかぽかしたお天気の日にのんびりと本を読むことが、私の春のリラックス方法です♪
そしてそんな時には小難しい本ではなく、童話や絵本など、読みやすい本を読むのが好きです。

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さて、皆さんは「どんぐりと山猫」というお話をご存知でしょうか。
「銀河鉄道の夜」・「注文の多い料理店」などで知られる宮沢賢治の童話の1つです。
小さい頃に宮沢賢治の童話集で読んだ時から、「注文の多い料理店」と並んで私の好きなお話の1つになっています。


あらすじは…
* * * * *
ある日、一郎のもとに山猫から一通の葉書が届きます。その内容は「めんどうな裁判をするので、おいで下さい」 というものです。 一郎が山猫のもとを訪れると、どんぐり達の裁判が始まります。彼らが争っているのは「誰がいちばん偉いか」ということ。
この争いを無事解決させた一郎に、山猫はお礼として黄金のどんぐりと塩鮭の頭のどちらを選ばせます。 黄金のどんぐりを選んだ一郎が家に帰って再びどんぐりを見てみると、普通の茶色いどんぐりになっていました。
そしてそのあと、山猫からの葉書がくることはありませんでした。
* * * * *
…というお話です。(ずいぶんまとめてしまいましたが…)

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幼い頃に初めて読んだ時には、色んな登場人物がいてにぎやかで面白い話だなぁと思っていましたが、
大人になった今、「なぜ?」という視点を持って読み直してみると、思った以上に色々な発見があります。

なぜ一郎が裁判に呼ばれたのか?

なぜ山猫が裁判を行っているのか?

なぜ山猫は黄金のどんぐりと塩鮭の頭のどちらが好きかを聞いたのか?

なぜ黄金のどんぐりは普通のどんぐりになってしまったのか?

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…などなど、改めて考えると、幼い頃には考えたことのなかった疑問が浮かんできました。
きっと答えも人それぞれで違ってくることかと思いますが、このように色んな答えを生み出せる童話というものの奥の深さを感じます。
リラックスするつもりで読んでいたのが意外と頭を使ってしまう、なんてことも…?(^^;)

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皆さんは小さい頃、どんな童話が好きでしたか?
初めて読む気持ちで改めて読み直してみると、面白い発見があるかもしれません★



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