こんにちは。ドクターと就職担当の瀬山です。
最近、朝晩が涼しく秋らしくなってきましたね！
さて、秋と言えば読書の秋ですが、
皆さんの本を選ぶ基準は何ですか？
私は、表紙に惹かれる本を手に取ることが多いです。
先日、本屋に立ち寄った時に見つけたのが、
森 絵都さん著の「カラフル」という文庫本でした。
黄色の背景に黒一色で描かれた簡単な風景とタイトル、
その中に真っ白の雲がいくつか浮かんでいて印象的な表紙です。
表紙だけでなく、内容も印象的だったので、
簡単にご紹介します！
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小説は、生前に犯した罪によって、
輪廻のサイクルから外され、
生まれ変わることが出来なくなった主人公「ぼく」の魂が、
抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得たところから始まります。
再挑戦とは、「ぼく」が前世で罪を犯した下界で、
誰かの体を借りて過ごし、
忘れてしまっている前世で犯した罪を思い出すこと。
主人公の「ぼく」は、中学3年生の少年の体を借り、
下界で生活を始めます。
初めは、人の暗い部分しか見えていなかった「ぼく」ですが、
少年の家族や学校の友達との関わりを通して、
人は誰でも暗い部分と明るい部分の両方を持っていることに気づいていきます。
以下は小説からの抜粋です。
「この世があまりにもカラフルだから、
ぼくらはいつも迷っている。
どれがほんとの色だがわからなくて。
どれが自分の色だかわからなくて。」
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ほんとうの自分は何なのか・・・
「カラフル」は誰もがきっと一度は考えたことのある
難しい問題の答えの糸口を優しく教えてくれている、
そんな小説だと感じました。
皆さんも今年は「読書の秋」をゆっくりと楽しんでみてください！
2007.10.2
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