【はだか祭り】

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こんにちは。名古屋支店の勝股です。
さて、今月の19日、愛知県は国府宮にて日本三大祭の内の一つ、「国府宮はだか祭」が開催されました。皆さん、「はだか祭り」がどんな祭りがご存知ですか?
私は以前までは、ふんどしを付けた裸の男が神社で集まり、ワイワイガヤガヤ騒ぐ祭り。
程度しか知りませんでした。しかし、今年は私の友人がこの祭りに参加することになり、友人から様々な話を聞いたり、自分でも少し内容を調べました。意外に知らない「はだか祭り」をお伝えできればと思います。

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はだか祭りは正しくは儺追神事(なおいしんじ)と言い、裸男たちが厄を落とすべく全裸の神男に触れようと揉み合う祭りで、江戸時代の末頃から始まったと言われています。
毎年旧暦の13日に開催され、今年はそれが2/19(火)の平日だったのですが、ものすごい人手だったそうです。それもそのはず。祭り当日は稲沢市の小学校や中学校は休みとなり、稲沢市全体でこの祭りを盛り上げるのですね。

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毎年、神男は応募の中から御神籤で選ばれます。今年は津田敏樹さんが選ばれました。
神男は祭の3日前から家を離れて神社に篭り、祭りまでの間は誰とも口を聞くことができません。食事もご飯とたくあん、さ湯のみ。体中の体毛も剃ります。そうすることにより体を清め、祭り当日を迎えます。
神男は午後3時に境内に集まった裸男達の中に飛び出します。裸男達は、神男に触れる事で自分達の厄災を祓うことが出来ると言い伝えがございますので必死に神男に触れようとします。そんな裸男にもみくちゃに触られた神男が、触れられた人々の厄災を一身に受けて神社に入った後、神事が終了致します。
皆、もの凄い迫力で、私の友人は神男を見る事もなく、終了してしまったそうです。

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そして翌日(20日)午前3時、夜の儺追神事がとり行われ、皆の厄を受けた神男が天下の厄災を搗き込んだとされる土餅(つちもち)を背負わせ境内から出されます。出された神男は、家路につく途中土餅を捨て、この土餅を神職の手により埋める事で、世に生じた罪穢悪鬼を土中に還し、国土の平穏を現出するのであります。裸の男たちの厄を一身に受けた神男がこの時にすべての厄を落とすのだそうです。こうして、はだか祭りが終了し、世の平和が保たれる訳です。こうしてはだか祭りが本当に終了するのです。

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如何でしたでしょうか?
来年からの「はだか祭」も今以上に楽しめる事間違いありません。
お時間許す方は来年、一度足を運んでみては如何でしょうか?
私も一度参加したいと思っています!

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